;//ブロック10070 『和』 ;//@konya 11/12 bg貼付 *10070_TOP ;{SceneSet 和} ;//--------------------------------------------------------------- ;//〆♪:lastsummer [bgm storage="BGM01"] ;//se019・ミンミンゼミの鳴き声 [se buf=0 storage="se019" loop=true] ;//〆BG:神社 [bg storage="BG09a"][trans_c cross time=500] ;[eval exp="f.l_map = 4"] [sysbt_meswin] *467| [fc] ワタシはまたいつものように、神社を散策していた。[pcms] *468| [fc] 日本に来てからというもの、ヒマさえあれば自然と[r] この神社に訪れてしまう。[pcms] *469| [fc] 木立が多く、暑い日ざしの中でも一歩足を踏み入れれば[r] 涼しい境内と、日本独特の文化を感じさせる風情は、[r] ワタシにとって癒しの空間だ。[pcms] *470| [fc] それに……ここの神社は小さくて近所の人間でさえ[r] あまり来ないほどごく普通の神社だけれども、[r] ワタシにとっては特別な場所だった。[pcms] *471| [fc] 御神木の杉の木に寄りかかると、鮮明に思い出してくる。[pcms] *472| [fc] そう、あの日、ワタシは……。[pcms] ;//SE停止(2秒でF.O.) [stopse buf=0] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d9"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *473| [fc] [vo_mob s="sesuka0006"] [ns]セスカ[nse] 「お嬢様」[pcms] *474| [fc] ワタシの物思いを破り現実に引き戻したのは、[r] セスカの声だった。[pcms] *475| [fc] やっとまいて一人きりになったと思ったのに。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d1"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *476| [fc] [vo_mob s="sesuka0007"] [ns]セスカ[nse] 「何があるのかわからないのです。一人で[r]  出歩かないでくださいと、何度申し上げたら[r]  おわかり下さるのですか?」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *477| [fc] [vo_mar s="maru0517"] [ns]マルガリータ[nse] 「ここはマティニアではないのだ。銃器も出回っていない日本で[r]  ワタシに傷をつけられる者など、限られているだろう?[r]  少しは自由にさせてくれ」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d6"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *478| [fc] [vo_mob s="sesuka0008"] [ns]セスカ[nse] 「そんな事はできません、お嬢様。ワタシがお嬢様の[r]  SPでいる限り、この命に代えましてもお嬢様を[r]  お護りいたします」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *479| [fc] [vo_mar s="maru0518"] [ns]マルガリータ[nse] 「それじゃあ、父様に言って解任してもらうことにしよう」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d4"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *480| [fc] [vo_mob s="sesuka0009"] [ns]セスカ[nse] 「ワタシ以外の人間が総てお嬢様にまかれて、SPのお役に[r]  ならなかったからワタシがお嬢様付になったのです。[r]  そうそう、代わりがいるとは思いませんが?」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *481| [fc] [vo_mar s="maru0519"] [ns]マルガリータ[nse] 「本当にもう……」[pcms] *482| [fc] 確かにセスカの言い分は正しいものだと認めざるを得ない。[r] これもワタシが在日マティニア国大使の娘に[r] なってしまったからだろう。[pcms] [black_toplayer][trans_c cross time=1000][hide_chara_int] *483| [fc] あきらめと共にため息を吐くと、ワタシは神社の裏側へと回った。[pcms] ;//〆BG:神社の裏 ;//@konya 該当CGあるか? [bg storage="BG09a"][trans_c cross time=500] ;[eval exp="f.l_map = 4"] *484| [fc] セスカが当然のように付いてくるのを[r] 鬱陶しく思ったけれど、ワタシはいつものように心の中に[r] 温かさが蘇ってくるのを感じた。[pcms] *485| [fc] ほとんどの人が見向きもしないようなこの小さなお社。[pcms] *486| [fc] それに幾本も並んだ小さな旗。[pcms] *487| [fc] ここもあの御神木と同じように、ワタシにとって大事な場所だ。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d7"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *488| [fc] [vo_mob s="sesuka0010"] [ns]セスカ[nse] 「けれどお嬢様、何度もこの神社に来られるのはなぜ[r]  なんですか? お嬢様が日本文化にご興味がおありなのは[r]  重々承知しておりますが」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *489| [fc] [vo_mar s="maru0520"] [ns]マルガリータ[nse] 「思い出がある」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d1"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *490| [fc] [vo_mob s="sesuka0011"] [ns]セスカ[nse] 「思い出、ですか?」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *491| [fc] [vo_mar s="maru0521"] [ns]マルガリータ[nse] 「そう。セスカは父様が昔、貿易商をしていたのを[r]  知っているか?」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d7"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *492| [fc] [vo_mob s="sesuka0012"] [ns]セスカ[nse] 「えぇ。確かお仕事の関係で来られたこの日本で、[r]  お嬢様のお母様とお知り合いになられ、[r]  ご結婚なされたとか」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *493| [fc] [vo_mar s="maru0522"] [ns]マルガリータ[nse] 「母様の故郷はこの町なのだ。我が国で起こった内戦前、[r]  家族で1,2週間ほど遊びに来たことがある。[r]  そしてこの神社に連れてきて貰ったんだ」[pcms] ;//@母様=かあさま *494| [fc] そう、このお社の前で母様と花火をしたり、御神木の[r] 周りをくるくる回って追いかけっこをしたりして[r] 遊んでもらった。[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *495| [fc] [vo_mar s="maru0523"] [ns]マルガリータ[nse] 「夏祭りというものにも連れて行ってもらったな。[r]  そこで母様にビー玉を取ってもらったんだ。とても青く、[r]  透き通っていてとても大切な物だった」[pcms] ;//@母様=かあさま [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d9"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *496| [fc] [vo_mob s="sesuka0013"] [ns]セスカ[nse] 「ビー玉と言うと、あのガラスでできた?」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *497| [fc] [vo_mar s="maru0524"] [ns]マルガリータ[nse] 「そう、そのビー玉だ。ワタシは嬉しくて、どこに行くにも[r]  持って歩いたものだ。一度だけなくしてしまった事があるが、[r]  あの時は泣きながら必死に探した」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d1"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *498| [fc] [vo_mob s="sesuka0014"] [ns]セスカ[nse] 「見つかったのですか?」[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *499| [fc] [vo_mar s="maru0525"] [ns]マルガリータ[nse] 「あぁ、見つかった。いや、見つけて貰ったんだ。そう、[r]  ちょうどこの場所だ。見知らぬ男の子が差し出してくれてな」[pcms] *500| [fc] 嬉しかった。[pcms] *501| [fc] ワタシがお礼を言うよりも早く、[r] 逃げるように去っていってしまった彼。[pcms] *502| [fc] 今なら彼の行動が照れてなのかもしれないと思うけれど、[r] あの時のワタシにはそんなこともわからなくて。[pcms] *503| [fc] でもそれ以来、あのビー玉はもっと大切な物になった。[pcms] *504| [fc] 思えばあれが、[r] 初恋と言うものだったのかもしれない……。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d7"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *505| [fc] [vo_mob s="sesuka0015"] [ns]セスカ[nse] 「それはようございました。今もそのビー玉はお持ちに[r]  なっていらっしゃるのですか?」[pcms] *506| [fc] 再びワタシの物思いを打ち破ったセスカの声。[pcms] *507| [fc] あのビー玉は……あのビー玉は。[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *508| [fc] [vo_mar s="maru0526"] [ns]マルガリータ[nse] 「埋めた」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="sesuka_d2"][ChrSetXY layer=5 x=133 y=0][trans_c cross time=150] *509| [fc] [vo_mob s="sesuka0016"] [ns]セスカ[nse] 「えっ?」[pcms] *510| [fc] ワタシの突然の冷たい声に、セスカから驚きの声があがる。[pcms] ;//[ChrSetEx layer=5 chbase="maru_a1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *511| [fc] [vo_mar s="maru0527"] [ns]マルガリータ[nse] 「あの内戦の爆風に巻き込まれ、[r]  遺体も見つからなかった母様の棺に……。[r]  母様の代わりにな」[pcms] ;//@母様=かあさま [chara_int][trans_c cross time=150] *512| [fc] 聞いてはならないことを聞いてしまったのではないか、と[r] 悔いているようなセスカを残して、一人神社をあとにした。[pcms] ;//〆ブラックアウト ;[fadeoutbgm time=500] ;[stopse buf=0] ;[sysbt_meswin clear] ;[black_toplayer][trans_c cross time=1000][hide_chara_int] [ANTEN bl] ;//ブロック00008 ラベル「zap07 戻り先」」 へjump [jump storage="00080.ks" target=*00080_02]