;//block:A005 ;//ブロック50530『死者の夜』 ;//@konya 11/12 bg貼付 *50530_TOP ;{SceneSet 死者の夜} ;//--------------------------------------------------------------- ;//・視点:主人公一人称 ;//・場所:;//〆背景:LASER 5F&7F ;//・時間:5日目(8月19日)未明〜早朝 ;//登場人物:主人公・悠帆・浩助・マルガリータ・漣 ;//    重吉・ジン・瑞樹 ;//時間帯: ;//・テキスト容量:11k前後 ;//--------------------------------------------------------------- [sysbt_meswin] *3130| [fc] [ns]航[nse] 「安っぽいけど、自分は自分でいる、って事、なのかな……」[pcms] *3131| [fc] だけど、それは『自分』が何なのか、わかってるって事。[r] ボクは、そこまで言い切るほど、自分の事、[r] わかってるとは言い切れない。[pcms] *3132| [fc] 壬は、銃を持っている。[r] だけど、それを使って好き勝手暴れたりしないし、[r] 割と協力的だ。[pcms] *3133| [fc] つまり、彼自身が『そうしたいから』なのかな。[r] だとしたら、やっぱり根はいい人なんだろうな……。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f6"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3134| [fc] [vo_mar s="maru1627"] [ns]マルガリータ[nse] 「救済……救い、か。[r]  そうだとしても、同意はできないな」[pcms] *3135| [fc] 苦いものを噛んでしまったような顔で、先輩が呟く。[pcms] *3136| [fc] [ns]航[nse] 「……ボクも、そう思います」[pcms] ;//キャラ消し [chara_int][trans_c cross time=150] *3137| [fc] 壬の言うことは面白い、とは思う。[r] だけとやっぱり極論っていうか……言葉遊びっていうか、[r] ボクたちが今、感じていることとは合わない気がした。[pcms] *3138| [fc] [ns]航[nse] 「ボクは無宗教だから終末思想とか、そう言うのは[r]  よくわからないけど……今起きてる事は、やっぱり[r]  納得できないよ」[pcms] *3139| [fc] [ns]航[nse] 「なんで東京で……この渋谷で始まらなくちゃならないのか。[r]  学園のみんなや、家族……。[r]  そりゃ、全部がいいことばっかりじゃなかったけど……」[pcms] *3140| [fc] [ns]航[nse] 「いくら天罰とか、神様の仕業とか言っても、[r]  こんな目に遭わされる理由にはならないし……。もっと他に、[r]  償うべき人がいるはずですよ……」[pcms] *3141| [fc] そう……。[r] 学園の仲間たちやマスターたち……、[r] あんないい人たちが真っ先に罰を受けるなんて、おかしい![pcms] *3142| [fc] [ns]航[nse] 「ボクが……ボク達が無事に生き延びたら、[r]  その人達……償うべき人達を見つけ出して、二度とこんな事が[r]  起きないようにするんだ!」[pcms] *3143| [fc] [ns]航[nse] 「そうしないと、母さん……そう、前の時に犠牲になった人達や、[r]  今回助からなかった人……感染してしまって、外を彷徨ってる[r]  人達も、浮かばれないですよ……」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f5"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3144| [fc] そこまで一気に喋ってから、[r] 少し驚いたように見つめるマル子先輩の視線に気がついた。[pcms] *3145| [fc] [ns]航[nse] 「あ、すいません。先輩に怒っても仕方ないですよね……」[pcms] *3146| [fc] 抑えたつもりだったけど、なんか力説しちゃったな……。[r] こんなに自分の考えばかり喋っちゃうなんて照れくさい……。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f4"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3147| [fc] [vo_mar s="maru1628"] [ns]マルガリータ[nse] 「いや、気にするな」[pcms] *3148| [fc] 先輩はふっと笑みのようなものを作って、ボクを慰めてくれる。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f3"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3149| [fc] [vo_mar s="maru1629"] [ns]マルガリータ[nse] 「というよりも礼を言わなくてはならないな。[r]  ……ありがとう。[r]  おかげでワタシも少しは考えがまとまりそうだ」[pcms] *3150| [fc] [vo_mar s="maru1630"] [ns]マルガリータ[nse] 「まずは生き延びよう。[r]  原因が人災であれ、[ruby text="しゅ"]主の御意志であれ、[r]  それを考えるのは、その後で良い」[pcms] *3151| [fc] しばし言葉を切った先輩は、[r] 不意に真顔になって、ボクを見た。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3152| [fc] [vo_mar s="maru1631"] [ns]マルガリータ[nse] 「……そうだ。君はもうカンナギに告白したのか?」[pcms] *3153| [fc] [ns]航[nse] 「なっ……」[pcms] *3154| [fc] い、い、いきなり何を言い出すかと思ったら![r] っていうか、どうして先輩までがボクの気持ちを!?[pcms] *3155| [fc] 彦ちんといい先輩といい……、[r] もしかして……この分だと、全員にバレてるとか……?[pcms] *3156| [fc] [ns]航[nse] 「ま、まだ……です……」[pcms] *3157| [fc] 表面上の冷静さを何とか取り繕ってボクはボソボソと答える。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f5"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3158| [fc] [vo_mar s="maru1632"] [ns]マルガリータ[nse] 「やっぱり、まだなのか……」[pcms] *3159| [fc] やっぱりって何ですか。その「やっぱり」って。[r] ボクがヘタレでコクれないところまで、お見通しですか!?[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f3"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3160| [fc] [vo_mar s="maru1633"] [ns]マルガリータ[nse] 「お前は、不思議なヤツだな」[pcms] *3161| [fc] ボクの内心の動揺に気付いてるのかどうか、[r] 先輩は唇を軽い笑みの形にして、続ける。[pcms] *3162| [fc] [vo_mar s="maru1634"] [ns]マルガリータ[nse] 「命がけで行動したり、[r]  感情があふれそうなくらい、力を入れて話したり。[r]  そのくせ、どこか頼りないというか……」[pcms] *3163| [fc] [vo_mar s="maru1635"] [ns]マルガリータ[nse] 「興味ぶかいよ」[pcms] ;//@半笑いで *3164| [fc] なんかフクザツです……。[r] それ……褒められてるんでしょうか。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3165| [fc] [vo_mar s="maru1636"] [ns]マルガリータ[nse] 「この先は何が起きるかわからないし、今なら……そうだな、[r]  告白しても、悪い結果にはならないと思うぞ」[pcms] *3166| [fc] うっ……、とボクはまた言葉に詰まる。[pcms] *3167| [fc] さっきのキッチンでのことを考えれば、[r] もしかしたら……って自分でも期待してしまうけど。[pcms] *3168| [fc] でも何故そこまで先輩が読みきっているのか不思議だ。[r] 千里眼なのかとさえ思えてきた……。[pcms] *3169| [fc] [ns]航[nse] 「うーん……でも、ほら……、吊り橋効果、でしたっけ。[r]  こんな状況で告白するのって、ほら……。[r]  なんかズルしたみたいな感じが……」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f21"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3170| [fc] [vo_mar s="maru1637"] [ns]マルガリータ[nse] 「ワタルは、マジメだな」[pcms] ;//@笑いを含んでいる *3171| [fc] 今度は少し声を立てて、マル子先輩が笑った。[pcms] *3172| [fc] あぁ……、先輩ってこんな顔して笑うんだ。[r] こういう楽しそうな笑顔は初めて見たような気がする。[pcms] *3173| [fc] 笑ってる顔はまるで普通の女の子みたいで、[r] そういう局面でもないのに、ボクは妙にドキドキしてしまう。[pcms] ;//--------------------------------------------------------------- ;//●選択肢A−1 ;//1−1:先輩に恋人は?→ラベル A006 ;//1−2:そろそろ休みましょう→ラベル A007 ; [link storage="50530.ks" target=*50530_01]先輩に恋人は?[endlink] ; [link storage="50530.ks" target=*50530_02]そろそろ休みましょう[endlink][s] *SEL48|先輩に恋人は?/そろそろ休みましょう [fc] [pcms_sel] [eval exp="f.seltext02 = '先輩に恋人は?'"] [eval exp="f.seltext04 = 'そろそろ休みましょう'"] [if exp="tf.sys_sub == 0 || tf.選択肢ログ表示してね == 1"] ;選択肢内容をバックログに表記。改行コード必須。 [sel_hisout txt="&f.seltext02"][hr] [sel_hisout txt="&f.seltext04"][hr] [endif] [hr] [履歴出力復帰] ;選択肢ベース [selbase] ;文字の左マージン ;[eval exp="sf.seltext2_x = (800-(6*25))/2"] ;[eval exp="sf.seltext4_x = (800-(6*25))/2"] [sel02 target=*SEL48_1] [sel04 target=*SEL48_2] [s] ;選択肢後の処理しときたいからここに飛ばしてから実際のjump先へ ;------------------------------------------------------------------------------- *SEL48_1|&f.seltext02 [sel_hisout txt="&f.seltext02"][hr][fc][selbt_clear] [jump storage="50530.ks" target=*50530_01] ;------------------------------------------------------------------------------- *SEL48_2|&f.seltext04 [sel_hisout txt="&f.seltext04"][hr][fc][selbt_clear] [jump storage="50530.ks" target=*50530_02] ;//--------------------------------------------------------------- ;//ラベル:A006 *50530_01 ;[sysbt_meswin] *3174| [fc] これだけキレイな人なら、恋人くらい、いるんだろうな。[r] その恋人にだけは、今みたいな笑顔、見せるんだろうな……。[pcms] *3175| [fc] でも……、どんな人なんだろう。気になるな……。[pcms] *3176| [fc] 普段ならこんなこと聞けない(そんな度胸はない)けど、[r] 今の先輩だったら、答えてくれそうな気がして……。[pcms] *3177| [fc] [ns]航[nse] 「先輩こそ……。恋人はいないんですか?」[pcms] *3178| [fc] 問いかけた瞬間、[r] マル子先輩の顔面がさぁっと真っ赤に染まった。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f25"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3179| [fc] [vo_mar s="maru1638"] [ns]マルガリータ[nse] 「い、いない……」[pcms] *3180| [fc] しばらく間を置いてから、先輩はぎこちなく口にした。[pcms] *3181| [fc] [vo_mar s="maru1639"] [ns]マルガリータ[nse] 「いや、昔……子供の頃はいたが、[r]  ここ何年かは、色々あって出逢いがなかっただけで……」[pcms] *3182| [fc] [vo_mar s="maru1640"] [ns]マルガリータ[nse] 「仲良くなる相手は、みんな年上で結婚していたり……。[r]  歳が近くても、仲間と言うか……戦友みたいなもので……」[pcms] *3183| [fc] なんだか普段の先輩とは違う、[r] 要領を得ないしどろもどろの返事だった。[pcms] *3184| [fc] 先輩ってば、ボクにはビシビシ突っ込んできたくせに[r] 自分の恋愛話は苦手なんだなあ……。[pcms] *3185| [fc] あまりいじめるのも可哀想だから、別の話題にしよう。[pcms] *3186| [fc] [ns]航[nse] 「じゃあ、好きなタイプとかは? どんな人が好きなんですか?」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f3"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3187| [fc] [vo_mar s="maru1641"] [ns]マルガリータ[nse] 「タイプか……。[r]  そうだな……優しくて、勇敢な男がいい」[pcms] *3188| [fc] 話を切り替えると先輩は、すばやく立ち直った。[pcms] *3189| [fc] [ns]航[nse] 「格闘技ができたりとか?」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3190| [fc] [vo_mar s="maru1642"] [ns]マルガリータ[nse] 「それもある」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f3"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3191| [fc] [vo_mar s="maru1643"] [ns]マルガリータ[nse] 「だが、腕っ節が弱くても、ここぞで胆力を見せてくれる、[r]  いざというときに頼りにできる人が良い」[pcms] *3192| [fc] [ns]航[nse] 「頼りがい、ですか……」[pcms] *3193| [fc] これだけしっかりしたマル子先輩が頼る相手って……?[r] 少なくとも先輩よりも大人だったり、強かったりしないと[r] 頼る意味はないわけで……?[pcms] *3194| [fc] それってどんなスーパーマンだろう、と思ってしまう。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f1"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3195| [fc] [vo_mar s="maru1644"] [ns]マルガリータ[nse] 「強い奴が矢面に出るのは当たり前だが、[r]  弱くとも前に出ることに躊躇がない……そんな男だ」[pcms] *3196| [fc] [vo_mar s="maru1645"] [ns]マルガリータ[nse] 「それは、蛮勇とは違う。[r]  弱いなりに勝つ方法を考えて[r]  行動を起こせる人間だということになる」[pcms] *3197| [fc] [vo_mar s="maru1646"] [ns]マルガリータ[nse] 「……だから、勇敢な男がいい。[r]  あとは……そうだな、[r]  友人や家族を大切にするのは当然として……」[pcms] *3198| [fc] 途中で言葉を切った先輩は、ふと思いついたというように[r] ボクの顔をまじまじと見た。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f3"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3199| [fc] [vo_mar s="maru1647"] [ns]マルガリータ[nse] 「……その点で言うと、キミには合格点をやってもいいな?」[pcms] *3200| [fc] [ns]航[nse] 「え……ええ!?」[pcms] *3201| [fc] 突然の発言に、胸がドキンと鳴った。[pcms] *3202| [fc] な……なんか、今のってちょっと、告白っぽいような……?[r] ふ、深い意味はないんだろうけど……、ははは。[pcms] *3203| [fc] ボクが黙ってしまったので、[r] なんとなくつられて先輩までも赤面してしまう。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f14"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3204| [fc] [vo_mar s="maru1648"] [ns]マルガリータ[nse] 「た、たとえばの話だ! 真面目に受け取るな。[r]  ……第一、ワタシは浮気な男は嫌いだ」[pcms] *3205| [fc] [ns]航[nse] 「そ、そりゃ、そうですよね……ははは……」[pcms] *3206| [fc] 先輩はゆっくりと席から立ち上がった。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f21"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3207| [fc] [vo_mar s="maru1649"] [ns]マルガリータ[nse] 「ワタシも、影ながら応援しているぞ。[r]  頑張れ。カンナギを大切にしろ」[pcms] *3208| [fc] [ns]航[nse] 「あ、ありがとうございます、先輩……」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f17"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3209| [fc] [vo_mar s="maru1650"] [ns]マルガリータ[nse] 「では、ワタシはそろそろ休む。[r]  明日もまだやることがあるからな」[pcms] *3210| [fc] [ns]航[nse] 「じゃあ、ボクも休みます。お休みなさい」[pcms] *3211| [fc] ボクたちはそれぞれに自分の寝床へと戻ることにした。[pcms] ;//→ジャンプ:ブロック 50540 へ [jump storage="50540.ks" target=*50540_TOP] ;//--------------------------------------------------------------- ;//ラベル:A007 *50530_02 ;[sysbt_meswin] *3212| [fc] うーん……。[r] このまま話し込むと、余計なことまで話してしまいそう……。[pcms] *3213| [fc] もう、切り上げた方が良さそうだ。[pcms] *3214| [fc] [ns]航[nse] 「先輩、そろそろ休みませんか? もう遅いし」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="maru_f3"][ChrSetXY layer=5 x=147 y=0][trans_c cross time=150] *3215| [fc] [vo_mar s="maru1651"] [ns]マルガリータ[nse] 「そうだな。これからもやることは沢山ある。[r]  では、また明日……」[pcms] *3216| [fc] [ns]航[nse] 「お休みなさい」[pcms] ;//キャラ消し [chara_int][trans_c cross time=150] *3217| [fc] ボクたちはそれぞれに自分の寝床へと戻ることにした。[pcms] ;//→ジャンプ:ブロック 50540 へ [jump storage="50540.ks" target=*50540_TOP]