;//blockA013 ;//ブロック60120『悠帆感染ルート』 ;//@konya 11/13 BG貼付 *60130_TOP ;{SceneSet 悠帆感染ルート} ;//--------------------------------------------------------------- ;//・視点:主人公一人称 ;//・場所:〆背景:LASER 5F&7F ;//・時間:5日目(8月19日)昼〜 ;//登場人物:主人公・悠帆・浩助・マルガリータ・漣 ;//     重吉・ジン・瑞樹・状況により登場人物が変化する ;//・テキスト容量:5k前後 ;//--------------------------------------------------------------- ;//☆航の移動、悠帆の姿勢など、細部は異なりますが、 ;//ほぼ、ブロック60040.txtと同内容です ;[sysbt_meswin] *828| [fc] [ns]航[nse] 「……撃つ……しか、ないのか……?」[pcms] *829| [fc] ためらいながら、腰に下がった彦ちんの銃に触れる。[r] ボブ・チャウ・スペシャルの固い質感に、心がぎゅっと冷えた。[pcms] *830| [fc] 感染して発症してしまったら、治る見込みは……ない。[pcms] *831| [fc] 新型亜種のウィルスには従来のワクチンも効かないし、[r] 将来治療法が見つかるかもしれないけれど、[r] その前に、おそらく悠帆は“ヤツラ”になってしまう。[pcms] [bg storage="effect_black"] [ChrSetEx layer=5 chbase="mama_b"][ChrSetXY layer=5 x=196 y=0] [image storage="effect_black" layer=6 page=back visible=true left=0 top=0 opacity=80] [trans_c cross time=500] *832| [fc] DJバーのママの顔が心に浮かんだ。[pcms] *833| [fc] ママだって、あんな姿を晒したくなかったはずだ。[r] 愛し合っていたマスターを食い殺したくなんてなかったはず。[pcms] *834| [fc] 浅ましい生き物に成り果てた、ママ……。[r] そのママを救ったのはやはり銃だった……。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="tadahiko_c4_1"][ChrSetXY layer=5 x=181 y=0][trans_c cross time=300] *835| [fc] [ns]忠彦[nse] 「気合いれろよ?」[pcms] *836| [fc] 彦ちんの言葉が蘇る。[pcms] [chara_int_ layer=5][trans_c cross time=300] *837| [fc] みんなを守るとボクは誓った……。[pcms] *838| [fc] 今、本当にもう為すすべがないのなら[r] 悠帆を守るためには……、もうこれしか…………![pcms] *839| [fc] [ns]航[nse] 「ボクが……やるしか、ない……」[pcms] *840| [fc] 銃を手にして、先輩に教わったとおり、[r] セーフティを外して、スライドを引く。[pcms] *841| [fc] ふっと彦ちんの、もうひとつの言葉が浮かんだ。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="tadahiko_c1_1"][ChrSetXY layer=5 x=181 y=0][trans_c cross time=300] *842| [fc] [ns]忠彦[nse] 「引き金に指をかける時はな……そいつを弾くって事の意味を[r]  良く考えてからにしろ。考えて、考え抜いた末に引き金に指を[r]  かけたなら……。あとは、絶対に迷うな」[pcms] [chara_int][trans_c cross time=300] *843| [fc] そう、迷ってはいけない……。[pcms] *844| [fc] 優しい悠帆が、あんな怪物に変わってしまうのは耐えられない。[r] 本人だって、きっと苦しむはずだ……。[pcms] *845| [fc] だから……ボクが悠帆を救うしか、ないんだ……。[pcms] *846| [fc] [ns]航[nse] 「……悠帆…………」[pcms] *847| [fc] ボクは倉庫を出て、カフェコーナーに戻っていく。[pcms] ;//〆漫画喫茶アルカディア [bg storage="BG020a"][trans_c cross time=500] ;[eval exp="f.l_map = 22"] *848| [fc] 悠帆はまだソファの上で、大人しく身体を丸めていた。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="yuho_e20"][ChrSetXY layer=5 x=164 y=0][trans_c cross time=150] *849| [fc] [vo_yuh s="yuho_YK0117"] [ns]悠帆[nse] 「……わ、た…………るぅ…………?」[pcms] *850| [fc] ボクの気配を察して、悠帆が顔を上げる。[pcms] *851| [fc] 赤い目……。[r] 血のように真っ赤な紅色の瞳で[r] 悠帆がボクをぼんやりと見つめている……。[pcms] *852| [fc] [ns]航[nse] 「……っ!!!…………」[pcms] *853| [fc] 決定打だった。[pcms] *854| [fc] 悠帆は間違いなく感染していた。[pcms] *855| [fc] ボクが……撃つしか、ない……。[r] 悠帆が怪物になってしまうのを[r] 黙って見ているわけにはいかないんだ![pcms] *856| [fc] [ns]航[nse] 「……ゆ、うほ…………」[pcms] *857| [fc] ボクは悠帆の前に立ち、両手で銃を構えた。[pcms] ;//★ここから先は、60040のセリフ、流用です [ChrSetEx layer=5 chbase="yuho_e33"][ChrSetXY layer=5 x=164 y=0][trans_c cross time=150] *858| [fc] [vo_yuh s="yuho_YK0036"] [ns]悠帆[nse] 「……んっ…………?」[pcms] *859| [fc] 銃を目にした悠帆が、ゆらりと立ち上がった。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="yuho_e32"][ChrSetXY layer=5 x=164 y=0][trans_c cross time=150] *860| [fc] [vo_yuh s="yuho_YK0037"] [ns]悠帆[nse] 「わた、る……ぅ、わたる…………?[r]  本気、なの……? わたし、を……殺す、の……?」[pcms] *861| [fc] 恨めしげに怒りをこめて、[r] 悠帆がボクの名を呼び、近付いてくる。[pcms] *862| [fc] 近付きすぎる前に撃たなくちゃ。[r] そう思っているのに……、[r] 腕も足もぶるぶると震えて狙いが定まらない……。[pcms] *863| [fc] [ns]航[nse] 「くっ……!!」[pcms] *864| [fc] 歯を食いしばり、腕に力をこめる。[r] 先輩の教えてくれたこととは逆だけど、[r] 力を抜いて楽な姿勢で撃つ、なんてできそうもない……。[pcms] *865| [fc] とにかく……引き金を、引けばいい。[r] この指を数ミリ、動かせばいいのに……。[r] 指先が凍って貼り付いてしまったようにピクリとも動かせない。[pcms] ;//黒画面 [black_toplayer][trans_c cross time=1000][hide_chara_int] *866| [fc] 目を閉じ、深く息を吸った。[pcms] *867| [fc] 『絶対に迷うな』[pcms] *868| [fc] 彦ちんの言葉の意味がようやく身にしみて分かる。[pcms] *869| [fc] 今度こそ……、今度こそ![r] 撃つ!!!![r] そして悠帆を解放してあげるんだ!!![pcms] *870| [fc] ボクは意を決し、目を見開く……。[pcms] ;//EV013e) [evcg storage="EV013e"][trans_c cross time=300] *871| [fc] 悠帆が目の前にいた。[r] 狂ったように赤い目をした悠帆が。[pcms] *872| [fc] [ns]航[nse] 「…………悠帆っ!……」[pcms] *873| [fc] 赤い目が間近に迫ってくる。[r] 撃たなければ襲われる![r] ボクまで感染してしまう……![pcms] *874| [fc] だけど…………。[pcms] *875| [fc] [ns]航[nse] 「……できない……よ…………」[pcms] *876| [fc] やっぱり、できるわけが、ない。[pcms] *877| [fc] 大好きな悠帆をこの世から消し去ってしまうなんて、[r] この手で悠帆の命を奪い取るなんて、できない……!![pcms] *878| [fc] だって……だってボクは悠帆を……。[r] 愛……しているんだ…………。[pcms] *879| [fc] [ns]航[nse] 「……悠帆……」[pcms] *880| [fc] 撃てないと分かった今になって、腕の震えが止まった。[r] ボクは銃をゆっくりと下ろそうとする。[pcms] *881| [fc] 自分の手で悠帆を殺してしまうくらいなら、[r] このまま襲われて感染者に成り果ててもいい……。[r] そう思い始めていた。[pcms] ;//ev013f [evcg storage="EV013f"][trans_c cross time=300] *882| [fc] [vo_yuh s="yuho_YK0038"] [ns]悠帆[nse] 「…………わた、る…………」[pcms] *883| [fc] 悠帆の腕がすっと伸びてきて、ボクの腕に触れた。[pcms] *884| [fc] [ns]航[nse] 「…………え?……」[pcms] *885| [fc] でもそれは攻撃しようという意図ではなくて[r] そっと……本当に軽く触れるだけのものだった。[pcms] *886| [fc] 目だけは真っ赤に変わっていたけれど、[r] よく見るとボクにしっかりと焦点が結ばれていて、[r] 顔には、いつもの笑みが浮かんでいる。[pcms] ;//ev013g [evcg storage="EV013g"][trans_c cross time=300] *887| [fc] [vo_yuh s="yuho_YK0039"] [ns]悠帆[nse] 「…………わ、た、る……」[pcms] *888| [fc] [ns]航[nse] 「悠帆……ボクが分かるの?」[pcms] *889| [fc] 悠帆はコクンとうなずくと、ボクの腕をとって[r] 銃口を頭に導いていった。[pcms] ;//ev013h [evcg storage="EV013h"][trans_c cross time=300] *890| [fc] [ns]航[nse] 「なっ……!? 何、するんだ、悠帆っ!?[r]  あ、危ないだろっ!!」[pcms] *891| [fc] 慌てて腕を引こうとするけれど、悠帆の力は凄まじくて、[r] 万力で掴まれたみたいにびくともしない。[pcms] ;//ev013i [evcg storage="EV013i"][trans_c cross time=300] *892| [fc] [vo_yuh s="yuho_YK0040"] [ns]悠帆[nse] 「……優しいね、航。[r]  ……………………ごめんね。さよなら…………」[pcms] ;//@完全に正気 *893| [fc] 悠帆はボクの手に添えた指先に、力をこめる。[pcms] *894| [fc] [ns]航[nse] 「なっ、何を……やめろっ、悠帆っ!!」[pcms] *895| [fc] ボクの指が悠帆の指に押されて、引き金を引いてしまう……。[pcms] *896| [fc] [ns]航[nse] 「止めろおおおおぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」[pcms] ;//bgm停止 [stopbgm] ;//〆黒画面 [black_toplayer][trans_c cross time=1000][hide_chara_int] ;//se026・銃声 [se buf=0 storage="se026"] ;//〆フェードアウト ;//悠帆死んだよフラグ [eval exp="f.l_dead_y = 1"] ;//→漣 ノーマルルート 接続部 へ [jump storage="rn_001.ks" target=*rn_001_TOP]