;//_______________________________________ ;//シーン名 :『合宿初日』 ;//file名 :0240 ;//登場人物 :主人公、宗一郎、茜梨、彩月、ターヤ、西(フランク先輩) ;//服装 :制服 ;//日付 :8月14日 ;//時間 :15時〜 ;//背景 :体育館B(アーカイブ)・昼、スポーツセンター・昼 ;//予想容量 :全体を通して15K前後 ;//備考 :主人公一人称視点 ;//_______________________________________ *0240_TOP ;{SceneSet 合宿初日} ;//bgm無音 ;//現在地MAP表示 大神スポーツセンター [sysbt_meswin clear] [chara_int] [image storage="bgmap01a" layer=8 page=back visible=true left=0 top=0][trans_c cross time=1000] [backlay_c][image storage="effect_white" layer=9 page=back visible=true left=0 top=0][trans_c cross time=0] [chara_int] [image storage="bgmap01k" layer=8 page=back visible=true left=0 top=0][trans_c cross time=1000] ;mm 逆移植 ウェイトいるんじゃね? [wait_c time=500] ;不要?[wait_c time=1000] ;//差分は調整してください [backlay_c] [image storage="BG20a" layer=0 page=back visible=true left=0 top=0][trans_c cross time=0] [chara_int_ layer=8][trans_c cross time=500] [sysbt_meswin] ;//◆SE 蝉の声 ;//seF007.ogg [se buf=0 storage="seF007"] *3304| [fc] 昼食と休憩が終わると、お遊びで訪れたわけではない僕たちは、[r] すぐに部の活動へと移っていた。[pcms] *3305| [fc] サッカー部はサッカーの練習を始め、[r] チアー部はチアリーディングの練習を始めようとしている。[pcms] *3306| [fc] もちろん我らが新聞部は、それらの取材をするのがお仕事だ。[pcms] ;//bgm22.ogg [bgm storage="BGM22"] *3307| [fc] [ns]西[nse] 「き、貴様は少し気を使うということを覚えんか!」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so19a"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3308| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「それとこれとは話が別です。[r]  南先輩を譲るなんてとんでもない」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="st1_se2_b"][ChrSetParts layer=5 chface="f1_st11"][ChrSetXY layer=5 x=300 y=0][trans_c cross time=150] *3309| [fc] [vo_stk s="satuki0097"] [ns]彩月[nse] 「ふぅ……」[pcms] *3310| [fc] 木陰で南先輩と暑さをしのぎながら、[r] 西先輩ことフランク先輩とそーいちのやりとりを、[r] なんとなく眺めていた。[pcms] [chara_int][trans_c cross time=150] *3311| [fc] 二人が争っているのは、南先輩の恋人の座……、[r] ではなく、カメラマンとしての使用時間だった。[pcms] *3312| [fc] フランク先輩は僕と同じチアー部の担当で、[r] そーいちはサッカー部の代理担当だ。[pcms] *3313| [fc] 心の中ではフランク先輩を応援しているけれど、[r] 炎天下のグラウンドで、男の姿を追いかけるそーいちにも[r] 楽しみを分けてあげたい気持ちはある。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_b"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so04w"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3314| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「そもそも、フランク先輩はカメラの腕前だってなかなかのはず。[r]  南先輩の手を煩わせるまでもありますまい」[pcms] *3315| [fc] [ns]西[nse] 「俺の中途半端な写真と、[r]  南の天才的な写真では天と地程の差があるんだよ!」[pcms] *3316| [fc] フランク先輩が南先輩にこだわっているのには、[r] 少し訳がある。[pcms] *3317| [fc] それというのも、南先輩に告白してフラれた担当というのは、[r] 他ならぬこのフランク先輩だった。[pcms] *3318| [fc] まだ諦め切れていないのか、せめて仕事くらい[r] 一緒にやりたいのかわからないが、[r] どちらにしても健気なところがある。[pcms] *3319| [fc] 南先輩としては、どっちでもいいから[r] 早くしてくれと言いたいだろうけど。[pcms] *3320| [fc] [ns]西[nse] 「話していても埒があかん。[r]  腕相撲で勝負といこうじゃないか」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so26a"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3321| [fc] それを聞いたそーいちが、飲んでいたペットボトルの紅茶を、[r] 思わず吹いていた。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so19a"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3322| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「フランク先輩と腕力勝負して、[r]  勝てるはず無いじゃないですか!」[pcms] *3323| [fc] 二人の体格差は歴然で、大人と肥満児、[r] レスラーと糖尿病患者くらい違う。[pcms] *3324| [fc] 腕力勝負で、そーいちに勝ち目があるとは思えなかった。[pcms] *3325| [fc] いかにも、カンフーを使いそうなそーいちなら、[r] フランク先輩とも殴り合えるかも知れないが。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_b"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so04w"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3326| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「ここは公平に、コイントスで南先輩の使用権を[r]  決めようじゃありませんか」[pcms] *3327| [fc] [ns]西[nse] 「ぐぬぬ、運勝負とは卑怯な。[r]  それじゃ確率は二分の一じゃないか」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so19a"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3328| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「二分の一のどこが卑怯ですか。[r]  先輩に敬意を表して、先に選ぶ権利をあげますよ」[pcms] [chara_int][trans_c cross time=150] *3329| [fc] 散々悩んだ末にフランク先輩は裏を選び、[r] 宗一郎は表に賭けることになっていた。[pcms] *3330| [fc] 二人は炎天下のただ中でコイントスに熱中しているが、[r] 僕と南先輩は夏の日差しが届かない木陰にいる。[pcms] *3331| [fc] 涼やかな風と微かな潮の香り、[r] そして頭蓋骨の中にこびり付きそうな蝉の大合唱だった。[pcms] *3332| [fc] 生まれ故郷である、明田の本荘を思い出させる光景だ。[pcms] *3333| [fc] 僕らはホテルで昼食をとった後、[r] この大~スポーツセンターまでやってきていた。[pcms] *3334| [fc] 大~港のすぐ近くにある島の運動施設で、[r] かなり充実した設備が整っている。[pcms] *3335| [fc] 大~島は、しおかぜ街道開通と同時に、[r] 観光の一環として夏期合宿誘致を開始した場所だ。[pcms] *3336| [fc] その最大の受け入れ施設が、[r] この大~スポーツセンターらしい。[pcms] *3337| [fc] 二つの体育館の他に、複数面ある各種競技グラウンド。[r] 屋内プールに宿泊施設まで整っている。[pcms] *3338| [fc] 本来なら、僕らもこっちに泊まるはずだったんだけど、[r] ここも思ったよりきれいで悪い施設じゃなかった。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so2_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F2_so19a"][ChrSetXY layer=5 x=0 y=0][trans_c cross time=150] [eval exp="f.chara_x = 0,f.chara_y = 0"][quake_chara layer=5 xy up m] *3339| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「ふおおおおおおおっ! ハイッ!」[pcms] ;//◆SE 手を叩くペちっという音 ;//seB002.ogg [se buf=0 storage="seB002"] *3340| [fc] [ns]西[nse] 「裏、絶対に裏だ!」[pcms] [chara_int][trans_c cross time=150] *3341| [fc] コイントスが終わったらしい。[r] フランク先輩が、そーいちを殺しそうな勢いで詰め寄っている。[pcms] *3342| [fc] この中年アメリカ人のようないかつい外見の先輩は、[r] 何年も留年しているという噂が絶えない人だった。[pcms] *3343| [fc] どう見ても、僕達と同じ年代とは思えない。[r] 少なく見積もっても30代だろうか。[pcms] *3344| [fc] その昔、柔道や空手の全国大会で優勝したこともある[r] 格闘技万能の強者だったらしい。[pcms] *3345| [fc] 節くれ立った指に厚い胸板、潰れた耳が印象的な、[r] 中年アメリカ人的、日本人学生だ。[pcms] *3346| [fc] どういう心境の変化だったのか、戦いの青春に終止符を打った[r] フランク先輩は、新聞部に次の青春をかけているみたいだった。[pcms] *3347| [fc] 1年の時に空手の全国大会を優勝してしまう程の才能だったのに、[r] 勿体ないとしか言いようがない。[pcms] *3348| [fc] でも、続けることはもちろん難しいだろうけれど、[r] やめることの難しさだってあるはずだから、[r] 一概に他人がとやかくは言えなかった。[pcms] *3349| [fc] 新聞部に入った頃は環境問題などを扱うチームだったらしいけど、[r] その直球な性格というか、武闘派的突撃取材が災いして、[r] 部活取材に配置換えさせられている。[pcms] *3350| [fc] だが、今では、誰もがうらやむチアー部の主任担当な上に、[r] 自前で写真が撮れる数少ない新聞部員であるため、[r] その評価は部内でも鰻登りの位置にあった。[pcms] *3351| [fc] 写真部の応援を必要としないだけではなく、[r] 臨時の時はカメラマンとして同行することもできる。[pcms] *3352| [fc] 某ゾンビゲームの主人公を思わせるそのルックスと、[r] 格闘能力、名前からフランク先輩と呼ばれて、[r] みんなに親しまれていた。[pcms] *3353| [fc] [ns]西[nse] 「うおおおおおおおおおっ!」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so08a"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3354| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「くうううっ、二分の一の確率では、[r]  フランク先輩に届かなかったか」[pcms] [chara_int][trans_c cross time=150] ;//BGMフェードアウト [fadeoutbgm time=500] ; *3355| [fc] どうやら、コイントスでフランク先輩が勝ったらしい。[r] ということは、南先輩はチアー部の取材に[r] 同行するということだ。[pcms] *3356| [fc] そーいちには悪いけれど、その方が南先輩にも[r] 負担が掛からなくて済む。[pcms] ;//bgm05.ogg [bgm storage="BGM05"] [ChrSetEx layer=5 chbase="st1_se2_a"][ChrSetParts layer=5 chface="f1_st01"][ChrSetXY layer=5 x=300 y=0][trans_c cross time=150] *3357| [fc] [vo_stk s="satuki0098"] [ns]彩月[nse] 「じゃあ、わたしはチアー部、サッカー部、チアー部の順番で、[r]  写真を撮ればいいわけね」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so06a"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3358| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「残念ですが、そういうことになりました」[pcms] *3359| [fc] [ns]西[nse] 「ハッハッハ、南とはまだ縁があるようだな」[pcms] *3360| [fc] そのがっしりとした身体で、フランク先輩がにこやかに笑う。[r] ボディービルダーが見せるあの笑いだ。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="st1_se1_a"][ChrSetParts layer=5 chface="f1_st02"][ChrSetXY layer=5 x=300 y=0][trans_c cross time=150] *3361| [fc] [vo_stk s="satuki0099"] [ns]彩月[nse] 「そうね、そーいちくんよりはあるみたい」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F1_so26a"][ChrSetXY layer=5 x=340 y=0][trans_c cross time=150] *3362| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「そんなぁ……」[pcms] *3363| [fc] そういうことを言っているから、なんだかんだと[r] 勘違いされてしまうんだと思う。[pcms] [chara_int][trans_c cross time=150] *3364| [fc] 南先輩も、つくづく罪作りな女性だ。[pcms] [ChrSetEx layer=3 chbase="st1_se2_a"][ChrSetParts layer=3 chface="f1_st11"][ChrSetXY layer=3 x=0 y=0] [ChrSetEx layer=4 chbase="so1_se_a"][ChrSetParts layer=4 chface="F1_so26a"][ChrSetXY layer=4 x=640 y=0][trans_c cross time=150] *3365| [fc] [vo_stk s="satuki0100"] [ns]彩月[nse] 「でもね、わたしは物じゃないの。[r]  使用権て言うのは失礼じゃないかしら?」[pcms] [ChrSetEx layer=4 chbase="so1_se_b"][ChrSetParts layer=4 chface="F1_so31b"][ChrSetXY layer=4 x=640 y=0][trans_c cross time=150] *3366| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「そんな、南先輩を物扱いだなんて……」[pcms] *3367| [fc] [ns]西[nse] 「お、俺はそんなこと思ってないぞ!」[pcms] *3368| [fc] 思わずニヤけたそーいちがマイナス1点、[r] 真剣な顔で抗議したフランク先輩がプラス1点かな。[pcms] [chara_int][trans_c cross time=150] *3369| [fc] [ns]誠[nse] 「そういえば、サッカー部の写真部担当は、[r]  合宿に来ていないんですか?」[pcms] *3370| [fc] 途中で具合でも悪くなったのか、[r] そもそも来ていないのか。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="st2_se2_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F2_st01"][ChrSetXY layer=5 x=0 y=0][trans_c cross time=150] *3371| [fc] [vo_stk s="satuki0101"] [ns]彩月[nse] 「サッカー部担当の大野君は、三日前に急用が出来てしまって[r]  合宿に来られなかったの」[pcms] *3372| [fc] [ns]誠[nse] 「急用ですか……三日前とはまさに急用ですね」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="st2_se2_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F2_st03"][ChrSetXY layer=5 x=0 y=0][trans_c cross time=150] *3373| [fc] [vo_stk s="satuki0102"] [ns]彩月[nse] 「下級生の女の子に告白されたらしくて、[r]  神宮外苑の大江戸花火大会でデートするんだって」[pcms] *3374| [fc] そういえば、あの花火は八月の十八日だったか。[r] 付き合い始めて、いきなり何日も旅行に行くのは嫌だよな。[pcms] *3375| [fc] [ns]誠[nse] 「それで、南先輩が肩代わりですか」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="st2_se2_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F2_st27"][ChrSetXY layer=5 x=0 y=0][trans_c cross time=150] *3376| [fc] [vo_stk s="satuki0103"] [ns]彩月[nse] 「そう、彼の人生に関わることだし、急だったからね。[r]  わたしが兼任してあげることになったの」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="st2_se2_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F2_st02"][ChrSetXY layer=5 x=0 y=0][trans_c cross time=150] *3377| [fc] 南先輩が爽やかに笑いかけてくる。[r] なんとなくキャラに合わない、パチモンっぽい笑みだ。[pcms] *3378| [fc] [ns]誠[nse] 「兼任してあげる“こと”になった……」[pcms] *3379| [fc] その言い方から想像して、裏取引があったのは[r] 間違いのない事実だろう。[pcms] *3380| [fc] どれほど握らされたのか、その大野さんって人には、[r] 恋を頑張って欲しいと願わずにはいられない。[pcms] *3381| [fc] いや、待てよ……、[r] 全部が先輩の仕掛けた罠だったとしたらどうだろうか。[pcms] *3382| [fc] 仲のいい女の後輩を安く雇って告白させ、[r] 南先輩が大野先輩に追い込みを……。[pcms] *3383| [fc] [ns]西[nse] 「ボケッとするな、行くぞ兄者」[pcms] *3384| [fc] [ns]宗一郎[nse] 「気が乗らないなら代わってやるぞ?」[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="st2_se2_a"][ChrSetParts layer=5 chface="F2_st08"][ChrSetXY layer=5 x=0 y=0][trans_c cross time=150] *3385| [fc] [vo_stk s="satuki0104"] [ns]彩月[nse] 「どうしたの、中澤君」[pcms] *3386| [fc] 背筋を這い上がってきた恐ろしい想像を振り払うと、[r] 僕はそーいちに蹴りをかまして、フランク先輩の後を追った。[pcms] ;//BGMフェードアウト [fadeoutbgm time=500] ; ;//#_ブラックアウト [black_toplayer][trans_c cross time=500][hide_chara_int] ;//ブロック0250へjump [jump storage="0250.ks" target=*0250_TOP] 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