;//_______________________________________ ;//シーン名 :『』 ;//file名 :3065 ;//登場人物 : ;//服装 : ;//日付 : ;//時間 : ;//場所 : ;//予想容量 : ;//備考 : ;//_______________________________________ *3065_TOP ;{SceneSet 遭遇} ;//3064は欠番。何かの時用に空けておく ;//m:プロット時のブロック名G_c ;//夏都ZAPなので、夏都視点。 ;//筆が進んだので、このファイルはそれほど ;//加筆などは必要ないと思われます(た) ;//BG05 ビーチ(&ライブフェス会場外観) [bg storage="BG05a"][trans_c cross time=500] [bgm storage="BGM05"] ;//♪bgm05 日常シーン:昼2 [se buf=1 storage="seG009" loop=true] ;//♪SE野次馬のガヤ ;//システムアイコン&メッセージウィンドウ表示 [sysbt_meswin] *2386| [fc] [vo_nat s="natu_tj0038"] [ns]夏都[nse] 「いや〜、しっかし盛り上がったなあ〜」[pcms] *2387| [fc] 目当てのバンドの出番まではまだ間があるため、[r] 会場をぶらぶらして、たまたま目についた別のバンドの[r] ライブを見終わったところだった。[pcms] *2388| [fc] 名前も聞いたことのないバンドだったが、[r] なかなかオレ好みの演奏だったと思う。[pcms] *2389| [fc] お客もノリが良く、モッシュやダイブでさんざん暴れ倒した。[r] リフトなんてされたの、いつ以来だろう?[pcms] *2390| [fc] お陰で、腹がぺこぺこだ。[pcms] *2391| [fc] で、ライブ会場からちょっと離れて、オレはひとり、[r] ビーチの海の家で遅めの昼食をとっていた。[pcms] *2392| [fc] 不思議とこういう場所で食べる、キャベツの芯が入ってたりする[r] やっすいソース焼きそばは、趣があって旨く感じる。[pcms] *2393| [fc] [vo_nat s="natu_tj0039"] [ns]夏都[nse] 「でも、こういう拾いもんがあるから、夏フェスは[r]  楽しいんだよな〜」[pcms] *2394| [fc] 自分の知ってるバンドの演奏しか聴かないって奴がいるけど[r] オレにはちょっと信じられない。[pcms] *2395| [fc] それって、新たな音楽との出会いのチャンスを[r] 自分から捨ててるように思えて仕方がなかった。[pcms] *2396| [fc] オレにも、そういう出会いがきっかけで聞くようになった[r] 音楽がいくつかある。[pcms] *2397| [fc] スカを聞くようになったのも、ライブ会場で偶然耳にしたのが[r] きっかけだし、アイリッシュ・ギターなんて、そんなきっかけでも[r] なければ、絶対に知ることすらなかっただろう。[pcms] *2398| [fc] [vo_nat s="natu_tj0040"] [ns]夏都[nse] (それもこれも、オレをこの旅行に誘ってくれた誠と、[r]  ホテルを用意してくれた茜梨ちゃんのお陰だな)[pcms] *2399| [fc] 育ててくれてるオレへの恩返しだなんて言って、自分のための[r] 金に手をつけてまで、旅行に連れて行ってくれた誠には[r] 本当に、いくら感謝してもし足りない。[pcms] *2400| [fc] それに、オレの安月給じゃいくら奮発しても、ここみたいな[r] 高級なホテルに泊まることなんてできなかっただろう。[pcms] *2401| [fc] ホテルを手配してくれたのは茜梨ちゃんだが、それだって[r] オレが誠の保護者だという理由だから、これだって[r] 言ってしまえば誠のお陰みたいなもんだ。[pcms] *2402| [fc] オレは本当にいい弟を持って幸せ者だ、と[r] 心の中で手を合わせた。[pcms] *2403| [fc] [ns]男[nse] 「ううっ……げほっ、げほほっ……ごほごほっ……」[pcms] *2404| [fc] そんな事を考えていると、オレの席の横を[r] ごほごほと咳をしながら男が通り過ぎた。[pcms] *2405| [fc] [vo_nat s="natu_tj0041"] [ns]夏都[nse] (なんだよ……咳するなとは言わねぇけど、せめて[r]  口ぐらい押さえろよな……)[pcms] *2406| [fc] 人が飯喰ってるその横を、口も隠さないで咳をしながら通り過ぎる[r] その無神経さに、思わずオレはカチンときてしまう。[pcms] *2407| [fc] せっかくのいい気分が台無しだ。[pcms] *2408| [fc] [vo_nat s="natu_tj0042"] [ns]夏都[nse] (しかし、そう言えば……)[pcms] *2409| [fc] オレは焼きそばをすすりながら、ビーチ全体を見回した。[pcms] *2410| [fc] いろんなイベントが集中しているせいだろうか、なんとなく[r] 昨日あたりから揉め事を目にすることが多くなっている。[pcms] [se buf=0 storage="seC015"] ;//♪SE遠くの救急車 *2411| [fc] いまも、ぱっと見回しただけでも、何組かが[r] 小競り合いのようなことをしていた。[pcms] *2412| [fc] 救急車の走り去る音がどこか遠くから聞こえてくる。[pcms] *2413| [fc] [vo_nat s="natu_tj0043"] [ns]夏都[nse] (なんだろうな、これは……)[pcms] *2414| [fc] 良く見ると、ビーチのあちらこちらに[r] 咳き込んでいる人がいるみたいだった。[pcms] [stopse buf=0] ; [stopse buf=1] ; *2415| [fc] [vo_nat s="natu_tj0044"] [ns]夏都[nse] (悪い夏風邪でも流行ってるんだろうか……?)[pcms] [se buf=1 storage="seC016"] ;//♪SE遠くのパトカー *2416| [fc] 咳き込んでるのは、なぜか男ばかり……のようにも思える。[r] なんだか妙な感じだ。[pcms] *2417| [fc] [vo_nat s="natu_tj0045"] [ns]夏都[nse] (せっかくフェスに遊びに来ても、体調を崩したら[r]  何にもならねぇしな……オレも気をつけよう)[pcms] *2418| [fc] そんな事を考えてると、今度はパトカーのサイレンの音が[r] 遠くの方から聞こえてきた。[pcms] *2419| [fc] なんだかこの島全体が、どことなく浮き足立ったような[r] 妙な喧噪に包まれているようにも感じられる。[pcms] [fadeoutbgm time=500] ; ;//m:モブは下履いてないから貼れない *2419a| [fc] [ns]男A[nse] 「あ〜、へへへっ……ねえちゃん、スゲェカッコしてんなぁ…」[pcms] *2420| [fc] [ns]男B[nse] 「男を誘ってんだよなぁ……おっぱいも、すげぇデケぇじゃん〜」[pcms] *2421| [fc] そんな事を考えるでもなしに考えてると、[r] 突然、妙な男たちがオレに難癖をつけてきた。[pcms] [bgm storage="BGM22"] ;//♪bgm22 一般シーン:昼・元気 [stopse buf=1] ; *2422| [fc] [vo_nat s="natu_tj0046"] [ns]夏都[nse] 「ん〜、なんだテメェら?」[pcms] *2423| [fc] 男たちはどっちもオレと同い年か、少し上くらいの年齢だろう。[pcms] *2424| [fc] 真っ昼間っから酒でも飲んでるのか、二人ともなんだか[r] 足元がふらふらしてる。[pcms] *2425| [fc] [ns]男A[nse] 「ひとりきりなんだろ〜、カッコつけんなって。[r]  俺たちが、相手してやろうっていってんだよ〜。へへへ……」[pcms] *2426| [fc] [vo_nat s="natu_tj0047"] [ns]夏都[nse] 「うるせぇタコ。オメェらなんてお呼びじゃねぇんだよ。[r]  ウゼーからとっととどっかに消えろ、ボケ」[pcms] *2427| [fc] [ns]男B[nse] 「おおぉ〜こええぇ〜、くっくっくっ……。[r]  こんなにいいケツしてんのに、おねえさん、おっかねぇなあ〜」[pcms] *2428| [fc] そんなフザケた事を言いながら、男の片方がいきなり[r] オレのケツを撫で回した。[pcms] *2429| [fc] [vo_nat s="natu_tj0048"] [ns]夏都[nse] 「なっ、何しやがるっ!」[pcms] *2430| [fc] [ns]男A[nse] 「あ〜、なにオマエだけ、イイコトしてんだよぉ〜。[r]  オレにもヤラせろよぉ〜」[pcms] *2431| [fc] 片方の男がオレのケツを撫で回したのを見て、もう一人の男が[r] オレのチチに手を伸ばしてきやがった。[pcms] *2432| [fc] [vo_nat s="natu_tj0049"] [ns]夏都[nse] 「ざけんじゃねぇよ!」[pcms] ;//■イベントCG 削除natu_N003(夏キのファイティングポーズ) ;//[evcg storage="natu_N003a"][trans_c cross time=300] *2433| [fc] とっさにオレはファイティングポーズを取ると、両方の[r] 男たちの顎の先をかすめるように、素早くパンチをお見舞いした。[pcms] ;//SE:殴る音(2発) [quake_bg x m] ;//横揺れ [se buf=0 storage="seB010"] ;//打撃 [wait_c time=500] [quake_bg y m] ;//縦揺れ [se buf=0 storage="seB010"] ;//打撃 [wait_c time=500] *2434| [fc] オレのパンチは、狙い違わず両方の男の顎の先に[r] キレイにヒットした。[pcms] *2435| [fc] 顎の先を早いパンチがかすめると、首を支点に脳が揺さぶられて[r] 簡単に脳震盪を起こさせることができる。[pcms] *2436| [fc] 上手く入れば、相手はそのまま意識を失って、[r] それ以上揉め事になることもない。[pcms] *2437| [fc] イマイチな場合でも、足にきて動けなくなったり、[r] 腰が抜けたみたいに座り込んだりさせられる。[pcms] *2438| [fc] 大して相手を痛めつけずに戦闘能力を奪うには、これが一番だ。[pcms] *2439| [fc] いまのパンチは、我ながらキレイに決まった方だと思っていた。[pcms] *2440| [fc] 普通なら、間違いなくどっちも気を失って[r] 足から崩れ落ちるところだ。[pcms] *2441| [fc] しかし………この男たちはフツウじゃなかった。[pcms] *2442| [fc] [ns]男A[nse] 「ん〜、な、なんだぁ〜、そのパンチ……。[r]  ち、ちっとも、きかねぇなあぁ〜」[pcms] *2443| [fc] [ns]男B[nse] 「エロい、カッコしてっから、おれたちが〜、わざわざ〜、[r]  こ、こえをかけて、やったってのによぉ〜」[pcms] *2444| [fc] どちらの男も、気を失うどころか、これっぽっちも[r] いまのパンチが利いてる様子がない。[pcms] *2445| [fc] 蚊が刺したほどにも感じていないのか、どちらもニヤニヤと[r] 薄笑いを浮かべながらオレの体をいやらしい目つきで[r] 眺め回している。[pcms] *2446| [fc] [vo_nat s="natu_tj0050"] [ns]夏都[nse] (う、嘘だろ……。マジかよ……。[r]  いまのパンチ、かなりのクリーンヒットだぜ……)[pcms] *2447| [fc] 動揺を押し殺し、オレは素早く次の手を考えた。[pcms] *2448| [fc] [vo_nat s="natu_tj0051"] [ns]夏都[nse] (あんまり、こういうコトはしたくねぇんだけど[r]  相手がフツウじゃねぇんだから、仕方ねぇよな……)[pcms] *2449| [fc] [vo_nat s="natu_tj0052"] [ns]夏都[nse] (オメェらが悪ぃんだぜ……オレみたいな女に[r]  ちょっかいを出してきたんだから……なっ!)[pcms] *2450| [fc] 次の瞬間、オレは目にもとまらぬ早業で、両方の男の股間を[r] 思い切り蹴り上げた。[pcms] *2451| [fc] 蹴り上げられた男たちの体が、ふわっと浮き上がる。[pcms] *2452| [fc] オレのつま先には、蹴り飛ばした男のキンタマが[r] ぐにゃりと潰れる感触が伝わってきた。[pcms] *2453| [fc] [vo_nat s="natu_tj0053"] [ns]夏都[nse] 「悪く思うなよ……自業自得ってヤツだからな……」[pcms] *2454| [fc] 女のオレには分からないが、健康な男にとって、それがどんなに[r] 激しい苦痛をもたらすものなのかは、隊にいた頃に教わった。[pcms] *2455| [fc] 間違いなく、これで相手は戦意喪失の筈だった。[pcms] *2456| [fc] しかし……。[pcms] *2457| [fc] [ns]男B[nse] 「お、おおぉ〜、ごのお゛んな〜、なまいぎだな゛ぁ゛〜」[pcms] *2458| [fc] [ns]男A[nse] 「い、いでぇな、ごの゛ぐぞあ゛ま゛ぁ゛……」[pcms] *2459| [fc] 男たちは、体が浮き上がるほどの衝撃でキンタマを[r] 蹴り飛ばされたにも関わらず、何のダメージも[r] 受けていなかった。[pcms] [fadeoutbgm time=500] ; *2460| [fc] [vo_nat s="natu_tj0054"] [ns]夏都[nse] 「う、嘘だろ……なんなんだよ、オマエら……」[pcms] *2461| [fc] 驚いて、オレは相手の顔をまじまじと見つめてしまう。[pcms] *2462| [fc] その時、気がついた。[pcms] [bgm storage="BGM04"] ;//♪bgm04 シリアスシーン:死 ;//#_赤フラ [evcg赤フラ storage="mob_N014b_L" layer=0 x=-2150 y=-400 z=180 time=1000] ; ;[image storage="mob_N014b_s" layer=base page=fore visible=false left=0 top=0] ;[evcg storage="mob_N014b" x=-2150 y=-400 z=180][trans_c cross time=0] *2463| [fc] ふらふらと体を所在なく揺らしながら、オレに難癖をつけてきた[r] 男たちの目が……どちらも血の色のように赤い。[pcms] ;//★bg05a ビーチ(&ライブフェス会場外観)・朝昼 [bg storage="BG05a"][trans_c cross time=500] *2464| [fc] [ns]男A[nse] 「ごういう、な゛まいぎなお゛んなにはぁ〜、[r]  おじお゛ぎがぁ、びづよう゛だなあ゛〜」[pcms] *2465| [fc] [ns]男B[nse] 「へっへへへ……お゛れだぢがあ゛ぁ、ちん゛ぽでだっぷり゛[r]  ぎょう゛いぐじで、やら゛ねぇどなあ゛ぁ〜」[pcms] *2466| [fc] [vo_nat s="natu_tj0055"] [ns]夏都[nse] 「あ……あああ……あぁ………」[pcms] [bg storage="BG05a"][trans_c cross time=500] ;//めも:意味ありげにSEながします [se buf=1 storage="seC016" loop=true] ;//♪SE遠くのパトカー [se buf=0 storage="seC015" loop=true] ;//♪SE遠くの救急車 *2467| [fc] まさか、まさか……そんな、まさかっ![pcms] ;//システムアイコン&メッセージウィンドウ消去 [sysbt_meswin clear] ;//m:雰囲気なので各イベントCG間にTWは置かない [evcg白フラ storage="mob_N012" time=300] [evcg storage="mob_N011a"][trans_c cross time=150] [evcg storage="BGS001a"][trans_c cross time=150] [evcg storage="helicopter"][trans_c cross time=150] [evcg storage="mob_N015a" x=-900 y=0][trans_c cross time=150] ; [image storage="mob_N015a_s" layer=base page=fore visible=false left=0 top=0] ; [evcg storage="mob_N015a" x=-900 y=0][trans_c cross time=0] [se buf=0 storage="seB059"] ;//♪SE爆発音 ;//#_白フラ [evcg白フラ storage="BGS002a" layer=0 time=1000] ; [image storage="BGS002a_s" layer=base page=fore visible=false left=0 top=0] ;[evcg storage="BGS002a"][trans_c cross time=0] ;//システムアイコン&メッセージウィンドウ表示 [sysbt_meswin] *2468| [fc] オレの脳裏に、4年前の……東北アウトブレイクの[r] 思い出したくもないクソみたいな記憶が蘇る。[pcms] *2469| [fc] 人の形をしていながら、人とは全く異なるものになり果てて[r] しまったものたちを、オレたちは徹底的に殲滅した。[pcms] *2470| [fc] 男も、女も、子供も、老人も、若者も……一切の区別なく、[r] 無慈悲に、非情に、一体残らず焼き尽くした![pcms] *2471| [fc] 好きも嫌いも、いいも悪いもなかった。[r] それがオレたちの仕事だったんだから。[pcms] *2472| [fc] 業火の中で生きながら焼かれて死ぬ、かつて人だった生き物の[r] あげる悲鳴や、肉の焼ける匂いが、今もオレの耳や鼻の奥に[r] こびりついていた。[pcms] *2473| [fc] もう感染者は残ってない! だれ一人残ってないんだ!![r] オレたちが一人残らず駆除したんだから![r] あんなクソみたいな思いをして!![pcms] *2474| [fc] オレの感情がそう叫ぶ。[r] でも、オレの理性は冷徹な判断を下す。[pcms] *2475| [fc] この男たちは感染者だ、と。[pcms] ;//★bg05a ビーチ(&ライブフェス会場外観)・朝昼 [bg storage="BG05a"][trans_c cross time=500] *2476| [fc] [ns]男A[nse] 「どう゛じだあ゛〜、ぐぞあ゛ま゛ぁ〜?[r]  ごねえんならぁ、ごっぢがらいぐぞおぉ〜」[pcms] *2477| [fc] ヤバイ、ヤバイ、ヤバイっ![pcms] *2478| [fc] 逃げなきゃ、こっから一目散に逃げなきゃ……と思っても[r] オレの足はオレの言うことを聞かない。[pcms] *2479| [fc] 怖い、怖い、怖くてたまらない……![r] 体がすくんで動けない……。[pcms] *2480| [fc] その時、オレの脳裏に誠の顔が浮かんだ。[pcms] *2481| [fc] 誠、まこと……オレのたったひとりの家族![pcms] *2482| [fc] あいつを残して、オレはこんなとこで、こんな連中に[r] ヤラレる訳にはいかない……。[pcms] *2483| [fc] どうせヤラレるんなら、せめてはじめては誠がいい……![pcms] *2484| [fc] 次の瞬間、オレはその場から脱兎の如く逃げ出していた。[pcms] *2485| [fc] [ns]男B[nse] 「あ゛〜、ま゛でよぉ〜、ごのぉくそあ゛まぁ゛〜」[pcms] *2486| [fc] どこか間の抜けた感染者の声を背中に聞きながら、[r] オレは人でごった返すビーチの中に逃げ込んだ。[pcms] *2487| [fc] その時、ようやく気がついた。[pcms] *2488| [fc] 昨日からあっちこっちで目にしていた小競り合い。[r] あれはみんな、感染者が引き起こしてたもんだったんだ。[pcms] *2489| [fc] そして今、明らかに感染者と思われる連中に[r] 襲われている人の数は目に見えて増え、ビーチは騒然としていた。[pcms] *2490| [fc] 感染者に襲われて逃げ惑う人、感染者に果敢に反撃してる人、[r] すでに襲われて血まみれで倒れてる人すらいる。[pcms] *2491| [fc] そんな緊迫したビーチの状況にお構いなしで、フェスの会場から[r] ノリのいい音楽がガンガン聞こえてくるのが、[r] 妙に場違いで、なんだか腹立たしかった。[pcms] *2492| [fc] ひっきりなしに聞こえてくる救急車やパトカーのサイレンも、[r] 全部この感染者がらみのモンだったんだろうか?[pcms] *2493| [fc] 確かなことは何も分からない。[pcms] *2494| [fc] ただ、ひとつ言えることは、ここにこうして立ちすくんでいても[r] 事態はなにひとつ良くはならない、ということだ。[pcms] *2495| [fc] むしろ感染者に襲われる危険性は、時間が経つほど[r] 増してくるだろう。[pcms] *2496| [fc] オレはとにかく逃げなくちゃならない。[r] でも、どこに逃げる?[pcms] *2497| [fc] くだくだ考えてる暇はねぇ。ぱっと思いついたのは2つだ。[pcms] *2498| [fc] ひとつは、誠のいるホテルの方に逃げる。[r] もうひとつは、警察や病院のある、港の方に逃げるかだ。[pcms] [fadeoutbgm time=500] ; [stopse buf=0] ; [stopse buf=1] ; *2499| [fc] [vo_nat s="natu_tj0056"] [ns]夏都[nse] 「どうする……どっちへ逃げる……?」[pcms] [bgm storage="BGM14"] ;//♪bgm14 逃走:エロ:緊迫緊張 ;//選択肢 ;// ホテルの方向に逃げる→ラベル*escape_hotelへ ;// 港の方向に逃げる →ファイル*ターヤルート_3000G_c_natu_Hへジャンプ ; [link target=*escape_hotel]ホテルの方向に逃げる[endlink] ; [link storage="3066.ks" target=*3066_TOP]港の方向に逃げる[endlink] ; [s] *SEL22|ホテルの方向に逃げる/港の方向に逃げる [fc] [pcms_sel] [eval exp="f.seltext04 = 'ホテルの方向に逃げる'"] [eval exp="f.seltext06 = '港の方向に逃げる'"] [if exp="tf.sys_sub == 0 || tf.選択肢ログ表示してね == 1"] ;選択肢内容をバックログに表記。改行コード必須。 [sel_hisout txt="&f.seltext04"][hr] [sel_hisout txt="&f.seltext06"][hr] [endif] [hr] [履歴出力復帰] ;選択肢ベース [selbase] ;文字の左マージン ;[eval exp="sf.seltext2_x = 250"] ;[eval exp="sf.seltext4_x = 250"] ;[eval exp="sf.seltext6_x = 250"] [sel04 target=*SEL22_1] [sel06 target=*SEL22_2] [s] ;選択肢後の処理しときたいからここに飛ばしてから実際のjump先へ ;------------------------------------------------------------------------------- *SEL22_1|&f.seltext04 [sel_hisout txt="&f.seltext04"][hr][fc][selbt_clear] [jump target=*escape_hotel] ;------------------------------------------------------------------------------- *SEL22_2|&f.seltext06 [sel_hisout txt="&f.seltext06"][hr][fc][selbt_clear] [jump storage="3066.ks" target=*3066_TOP] ;------------------------------------------------------------------------------- ;//_____________________________ *escape_hotel *2500| [fc] オレはホテルの方向目指して、一目散に走り出した。[pcms] *2501| [fc] 砂浜を道路の方に駆け上がってゆく。[pcms] *2502| [fc] 人の多い浜辺の砂は踏み固められており、砂に足が埋まって[r] 走りづらいなんてこともないのがありがたい。[r] これが、さらさらの砂浜なら大変なところだった。[pcms] *2503| [fc] 砂浜ダッシュの辛さは、体験したことのない人間には[r] 分からないだろう。[pcms] [ChrSetEx layer=6 chbase="mob_kan5_x_bl"][ChrSetXY layer=6 x=400 y=0][trans_c cross time=150] *2504| [fc] [ns]感染者[nse] 「お゛お゛ぉ〜、お゛ん゛なあ゛あ゛ぁ〜」[pcms] *2505| [fc] オレの行く手に感染者が立ち塞がる。[pcms] *2506| [fc] [vo_nat s="natu_tj0057"] [ns]夏都[nse] 「どけっ、邪魔だっ!」[pcms] [chara_int][trans_c cross time=150] ; ;//モッシュとか *2507| [fc] オレはとっさに感染者の脛に足払いをかけると、襟首に手をかけて[r] そのまま後ろに放り投げた。[pcms] *2508| [fc] 感染者は、オレに襲いかかろうとした勢いのまま、[r] ごろごろと砂浜を転がっていく。[pcms] [ChrSetEx layer=5 chbase="mob_kan4_x_bl"][ChrSetXY layer=5 x=190 y=0][trans_c cross time=150] *2509| [fc] [ns]感染者[nse] 「あ゛〜、は゛ら゛へっだあ゛ぁ〜、にぐ〜ぐわぜろお゛〜」[pcms] ;//#_白フラ [白フラ] [quake_bg y m] ;//縦揺れ [chara_int][trans_c cross time=150] *2510| [fc] [vo_nat s="natu_tj0058"] [ns]夏都[nse] 「このヤロウっ!!」[pcms] *2511| [fc] 新手の感染者の胸板を、両手で突き飛ばして転ばせると、[r] それ以上深追いせずにオレは先を急いだ。[pcms] *2512| [fc] [vo_nat s="natu_tj0059"] [ns]夏都[nse] 「感染者のクセに失礼なヤロウだな……。[r]  オレを見て、性欲じゃなくて食欲の対象にするなんて」[pcms] *2513| [fc] 殴っても蹴っても、たいして痛みもダメージも感じない連中だ。[pcms] *2514| [fc] その代わり、運動機能が低下してるから、いったん転ばせると[r] なかなか起き上がることができない。[pcms] *2515| [fc] 今はそれが最善の策だと思われた。[pcms] ;//★bg06a 島の周回道路(海沿いの道路)・朝昼 [black_toplayer][trans_c blind_lr time=1000][hide_chara_int] [bg storage="BG06a"][trans_c blind_lr time=1000] *2516| [fc] その後も、何人か現れた感染者を突き転ばしながら、オレは[r] どうにか峠道まで出る事ができた。[pcms] *2517| [fc] [vo_nat s="natu_tj0060"] [ns]夏都[nse] 「よっし、じゃ、こっからは本気で走るぞ!」[pcms] *2518| [fc] 自分自身を鼓舞するようにそう宣言してから、オレは峠道を[r] ホテルに向かって走り出した。[pcms] *2519| [fc] 峠道には、すでに乗り捨てられた車が何台も放置されている。[r] そのことからも、この感染者による混乱が[r] 全島レベルで広がっていることが分かった。[pcms] [se buf=1 storage="seB063"] ;//♪SE遠くでの爆撃音 *2520| [fc] オレは走りながら、遠くに見える町に目をやる。[pcms] *2521| [fc] [vo_nat s="natu_tj0061"] [ns]夏都[nse] 「あれは………」[pcms] *2522| [fc] 街場のあちこちから、黒煙がたなびいて立ち上っていた。[pcms] *2523| [fc] 耳を澄ませば、風に乗ってかすかに喧噪が聞こえてくる。[pcms] *2524| [fc] サイレンの音、怒声、悲鳴、爆発音……。[pcms] *2525| [fc] 町に行くまでもない。[r] ここからでも、既に町が大混乱に陥っていることは理解できた。[pcms] *2526| [fc] [vo_nat s="natu_tj0062"] [ns]夏都[nse] (仕方ない……。ちょっと方針変更したほうが良さそうだな……)[pcms] [stopse buf=1] ; *2527| [fc] オレは峠道を外れて、森の中へと足を踏み入れた。[pcms] *2528| [fc] 少しでも人目……いや、感染者の目につきづらい方へ進んで[r] まずはオレ自身の安全を確保するのが先決だ。[pcms] *2529| [fc] [vo_nat s="natu_tj0063"] [ns]夏都[nse] 「誠……どうか無事でいてくれ……」[pcms] *2530| [fc] 祈るような気持ちで誠の無事を願うと、[r] オレは藪をかき分けて、森の奥へと進んでいった。[pcms] ;//#_ブラックアウト [black_toplayer][trans_c cross time=500][hide_chara_int] ;//フラグB alive_natu成立 [eval exp="f.l_alive_natu = 1"] ;//ザップ戻り効果 [zapfade] ;//ターヤルート_3000Iへジャンプ [jump storage="3100.ks" target=*3100_TOP] ;//_____________________________