kansen-5/Kansen5_patch/2010.ks
2023-12-30 20:05:58 -06:00

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;//_______________________________________
;//シーン名 :『オートキャンプの夜』
;//file名 2010
;//登場人物 :主人公、彩月、
;//服装
;//日付 8/18 21時くらい
;//時間
;//場所 :オートキャンプ場
;//予想容量 全体を通して6K前後
;//備考 :主人公一人称視点
;//_______________________________________
*2010_TOP
;{SceneSet オートキャンプの夜}
;//m:プロット時のブロック名B
;//★shop01a コンビニ・朝昼
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[bgm storage="BGM10"]
;//♪bgm10 日没一般
;//システムアイコン&メッセージウィンドウ表示
[sysbt_meswin]
*106|
[fc]
残念なことに、このコンビニでもマウンテンヂューは、[r]
売ってなかった。[r]
仕方が無いので、またもやスッコールで代用する。[pcms]
*107|
[fc]
南先輩が、まとめて払うからおごりだなんて言ってくれたので、[r]
僕はおまかせして、コンビニの入り口で待っていた。[pcms]
*108|
[fc]
それにしても……、キャンプ場が繁盛しているのか、[r]
店の商品の棚は、半分以上が空っぽだった。[r]
つまり、目当ての物が無いにしても、選べるものが限られている。[pcms]
*109|
[fc]
ついでに気がついたけれど、[r]
このコンビニ、僕らが泊まっているホテルと同じ系列だ。[pcms]
*110|
[fc]
同じ系列なら、面倒臭くならないように、[r]
同じ商品を系列の店舗に並べている可能性は高い。[pcms]
*111|
[fc]
もしもそうならば、ホテルのコンビニに無いのだから、[r]
ここにもマウンテンヂューが無いのは、当然なのかも知れなかった。[pcms]
*112|
[fc]
……にしてもなあ。[r]
キャンプ場にコンビニの組み合わせはミスマッチな気がする。[pcms]
*113|
[fc]
しかも、商品があらかた無くなるぐらい、[r]
キャンプ場の客に利用されているみたいだ。[pcms]
*114|
[fc]
現に、キャンプ場の敷地の方からやってきた客が、[r]
入れ替わり立ち替わりコンビニを利用していた。[pcms]
*115|
[fc]
ふつうキャンプって、自然とか普段と違う不便さとか、[r]
そういうものを楽しむものなんじゃないのか?[pcms]
*116|
[fc]
自分たちで火を熾して、飯ごう炊飯なんてやってさ。[r]
用意してきた食材や飲み物で仲間とワキアイアイ楽しむ。[pcms]
*117|
[fc]
完璧インドアな僕に言われたくないだろうけど、[r]
キャンプ場に来る必要ないじゃないか。[pcms]
*118|
[fc]
確かにコンビニは便利だし、コンビニのオーナーも売れるとわかって[r]
経営しているんだろうけどなんか違う気がする。[pcms]
*119|
[fc]
それともこんな事考える方がおかしいのかな。[r]
あればあったで利用するぐらいの軽いノリでいいのかも。[pcms]
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*120|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0007"]
[ns]彩月[nse]
「ねえ、なあに難しい顔してるの?」[pcms]
*121|
[fc]
[ns]誠[nse]
「うわわ!」[pcms]
*122|
[fc]
考え込んでいた僕は、南先輩がコンビニから出てきたのに[r]
気付かず、あたふたとしてしまった。[pcms]
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*123|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0008"]
[ns]彩月[nse]
「う~ん?」[pcms]
*124|
[fc]
[ns]誠[nse]
「いや、その。キャンプ場の近くにコンビニがあるってのは、[r]
 いかがなものなのかなあ……なんて。その……」[pcms]
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*125|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0009"]
[ns]彩月[nse]
「便利でいいじゃない? 手荷物減るし。車ならともかく[r]
 自転車や徒歩だったりしたら荷物は少なくしたいじゃない?[r]
 コンビニじゃなくても現地調達なんてよくある話よ」[pcms]
*126|
[fc]
[ns]誠[nse]
「あ……なるほど」[pcms]
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*127|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0010"]
[ns]彩月[nse]
「って、そんなこと、あ~んな顔して考えてたの?[r]
 やあね、もう。中澤君って、意外なとこに気が向くのね」[pcms]
*128|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
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;//ビニール袋ガサガサ
*129|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0011"]
[ns]彩月[nse]
「ほらほら、行きましょうよ。飲み物もお菓子も買い込んだから」[pcms]
*130|
[fc]
[ns]誠[nse]
「あ、はい……」[pcms]
[chara_int][trans_c cross time=150]
*131|
[fc]
コンビ二の袋をシャカシャカ言わせながら、[r]
南先輩はキャンプ場の敷地に向かって歩き始めていた。[r]
僕はわたわたとその後ろ姿を追いかけて行く。[pcms]
;//★bg04b オートキャンプ場・夜
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[bg storage="BG04c"][trans_c blind_lr time=1000]
*132|
[fc]
キャンプ場は、結構大規模な敷地で、しかも大盛況だった。[pcms]
*133|
[fc]
大きさも色も形も様々なテントが、所狭しと張られている。[r]
結構遠いナンバーの車が車種も様々に停まっていた。[pcms]
*134|
[fc]
こんなに賑わっているとは、正直思わなかったけれど、[r]
色々イベントがあったせいかなとも思う。[pcms]
*135|
[fc]
普段だったら、もう少し閑散としていて、[r]
自然を感じられる場所なのかもしれない。[pcms]
*136|
[fc]
そうだったらいいな。[pcms]
;mm 逆移植 2100.ksにあったのルビをなくしてこっちにつける。左端がはみだしちゃうから
*137|
[fc]
なにせ、テントの合間を縫うようにして、[ruby text="バーベキュー"][ch text=""]してたり[r]
花火をしてたり、たぶん酒が入っているんだろうけど、[r]
たいそう賑やかなグルーブもいる。[pcms]
*138|
[fc]
こんなに人で溢れていたら、自然もへちまもあったもんじゃない。[r]
コンビニが賑わうのも道理だと思えてしまう。[pcms]
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*139|
[fc]
[ns]誠[nse]
「へえ……展望台なんかもあるんですね。あそこからだと[r]
 ライトアップされた『しまなみ大橋』が良く見えそうだ」[pcms]
*140|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0012"]
[ns]彩月[nse]
「そうかもね」[pcms]
*141|
[fc]
[ns]誠[nse]
「ずいぶんと整備されてるんですね。あ……ホテルと同じ[r]
 コンビニが併設されてたってことは、ここも稼津央さんが[r]
 整備させたんでしょうか?」[pcms]
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;不要?[wait_c time=1000]
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*142|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0013"]
[ns]彩月[nse]
「……かもね」[pcms]
*143|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
*144|
[fc]
並んで歩く南先輩の顔は、急に不機嫌になっていた。[r]
越智さんのお屋敷を出たときと同じ顔だ……。[r]
あんまり、オーナーや前田家の事は話さない方がいいのかも。[pcms]
*145|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……あ、そうだ。うちの姉ちゃんが渋谷のジムのプールで、[r]
 南先輩によっく似た人を見たなんて言ってたんですけど……」[pcms]
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*146|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0014"]
[ns]彩月[nse]
「え!? あ、あはは。ばれてたか~」[pcms]
*147|
[fc]
わざとらしくポリポリと頭を掻く仕草をするその顔は、[r]
いつもの南先輩に戻っていた。[pcms]
*148|
[fc]
うん。話題を変えて正解だったみたいだ。[pcms]
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*149|
[fc]
[ns]誠[nse]
「じゃあやっぱり南先輩だったんですね」[pcms]
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*150|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0015"]
[ns]彩月[nse]
「うん……この前さ、交差点で会ったとき、ジムで見かける人[r]
 だって気付いてたんだ。ほら、中澤君のお姉さん、なかなか[r]
 目立つ人だからさ」[pcms]
*151|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0016"]
[ns]彩月[nse]
「でも、わたしに気付いているとは思ってなかったんだけど」[pcms]
*152|
[fc]
確かに姉ちゃんは目立つけど、[r]
南先輩だって結構人の目を引く姿をしていると思う。[pcms]
*153|
[fc]
[ns]誠[nse]
「そんなことないですよ。姉ちゃんが言ってました。[r]
 『フォームが綺麗な子でさ』って」[pcms]
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*154|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0017"]
[ns]彩月[nse]
「え~、ほんとに? なんか照れるね。でも、嬉しいな」[pcms]
*155|
[fc]
[ns]誠[nse]
「ええ、本当に褒めてましたよ。前に水泳を習ってたんですか?」[pcms]
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*156|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0018"]
[ns]彩月[nse]
「あ、うん。昔……ね」[pcms]
*157|
[fc]
今度は困ったような顔になってしまった。[r]
この話題も行き詰まりか。[pcms]
*158|
[fc]
でも、せっかく南先輩と二人きりなのに、[r]
だんまりというのも勿体ない。[pcms]
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*159|
[fc]
[ns]誠[nse]
「昔……って言えば、そーいちから南先輩が写真で賞を[r]
 取った事があるって聞いたんですけど」[pcms]
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*160|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0019"]
[ns]彩月[nse]
「え? ああ、うん。でも大したことないのよ。[r]
 賞だなんて大袈裟に聞こえるかもしれないけどね」[pcms]
*161|
[fc]
南先輩は照れる様子もなく、淡々とそんなことを話していた。[r]
もう昔のことなんだろうか。[pcms]
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*162|
[fc]
[ns]誠[nse]
「いやあ、凄いですよ。その時の写真って、[r]
 どんな感じだったんですか。普段取材がてらの写真は[r]
 見せてもらってますけど、やっぱり人物ですか?」[pcms]
*163|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0020"]
[ns]彩月[nse]
「その時のは風景写真よ」[pcms]
*164|
[fc]
[ns]誠[nse]
「へえ。そういえば今回のこのキャンプ場にテント張るって話も[r]
 夜景とか撮りたいからって言ってましたもんね」[pcms]
*165|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0021"]
[ns]彩月[nse]
「うん、そう。人物だけっていうのじゃなくて、人物だったら[r]
 風景と組み合わせて切り取りたいの。でも風景だと人物なくても[r]
 それこそ、絵になるものもあるでしょ?」[pcms]
*166|
[fc]
正直良くわからないけど、[r]
南先輩が風景に惹かれているんだってことはわかった。[pcms]
*167|
[fc]
[ns]誠[nse]
「なるほど……じゃあ、休みの日も撮影の為に[r]
 遠出したりするんですか?」[pcms]
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*168|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0022"]
[ns]彩月[nse]
「するときもあるかなあ。でも風景って自然ばっかじゃなくてさ、[r]
 工場群や古びた団地や廃墟だって風景だしね。[r]
 近場も結構多いわよ」[pcms]
*169|
[fc]
[ns]誠[nse]
「そっか……なるほどぉ」[pcms]
*170|
[fc]
そういえば、工場を写した写真集とか[r]
廃墟の写真集の話は聞いたことがある。[pcms]
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*171|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0023"]
[ns]彩月[nse]
「やあね、なにうんうん頷いてるのよ」[pcms]
*172|
[fc]
[ns]誠[nse]
「いや、目から鱗ですよ。わかる人が見ると、ふだんの街中の[r]
 景色でさえも対象になるんだなあって」[pcms]
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*173|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0024"]
[ns]彩月[nse]
「そうよ~。風景ってもいろいろあって、それぞれ味わいが[r]
 違うんだから」[pcms]
*174|
[fc]
[ns]誠[nse]
「いや、勉強になりました」[pcms]
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*175|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0025"]
[ns]彩月[nse]
「それは、何よりです。あはは」[pcms]
*176|
[fc]
良かった。いつもの南先輩の笑顔だ。[pcms]
*177|
[fc]
それからしばらくのあいだも、僕たちは写真の話で[r]
盛り上がった。心なしか足取りも軽くなる。[pcms]
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*178|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0026"]
[ns]彩月[nse]
「ほら、あのテントだよ」[pcms]
*179|
[fc]
随分と入り口から歩いてきた気がする。[r]
キャンプ場の真ん中あたりまで来ただろうか。[pcms]
*180|
[fc]
ここら辺は、バイクや自転車や徒歩のお客のためなんだろう。[r]
それぞれの区画が小さめに切ってあった。[pcms]
*181|
[fc]
その一角にある小ぶりなテントを南先輩が指差してみせる。[r]
傍らには、レンタサイクルも停めてあった。[pcms]
*182|
[fc]
小ぶりといっても、船の上で見た時の印象より、[r]
広げた姿を見たら結構大きい。[r]
大人二人ぐらいだったら、寝られるんじゃないかな。[pcms]
*183|
[fc]
それに、何か造りや色使いがおしゃれな感じだ。[pcms]
*184|
[fc]
テントなんていうと、カラーとか形が限られていて、[r]
昔ながらの三角テントみたいな“やぼ”ったいイメージばっかりだった。[pcms]
*185|
[fc]
でも、今、道々見てきたテントは、随分と多彩になっている。[pcms]
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*186|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0027"]
[ns]彩月[nse]
「さ、遠慮せずに入って入って」[pcms]
*187|
[fc]
[ns]誠[nse]
「あ、はい……」[pcms]
[chara_int][trans_c cross time=150]
*188|
[fc]
ちょっとドキドキしてきた。[pcms]
*189|
[fc]
テントとはいえ、女の子の部屋に招かれてるわけだし。[r]
それなりに狭い空間でもあるわけだし。[r]
話があるみたいな感じも、期待感を盛り上げてくれる。[pcms]
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*190|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0028"]
[ns]彩月[nse]
「どうしたの? ほら、早く入っておいでよ」[pcms]
*191|
[fc]
[ns]誠[nse]
「はい。お邪魔しま~す」[pcms]
;//#_ブラックアウト
[black_toplayer][trans_c cross time=500][hide_chara_int]
*192|
[fc]
ジッパーが開けられた入り口から、南先輩同様に[r]
僕も少し腰をかがめて中へと入った。[pcms]
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;//m:2020は欠番
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;//_____________________________