kansen-5/Kansen5_patch/2040.ks
2023-12-30 20:05:58 -06:00

565 lines
11 KiB
Text
Raw Permalink Blame History

This file contains invisible Unicode characters

This file contains invisible Unicode characters that are indistinguishable to humans but may be processed differently by a computer. If you think that this is intentional, you can safely ignore this warning. Use the Escape button to reveal them.

This file contains Unicode characters that might be confused with other characters. If you think that this is intentional, you can safely ignore this warning. Use the Escape button to reveal them.

;//_______________________________________
;//シーン名 :『アウトブレイクに遭遇』
;//file名 2040
;//登場人物 :主人公、彩月
;//服装
;//日付 8/19 早朝・夜明け前
;//時間
;//場所
;//予想容量 全体を通して6K前後
;//備考 :主人公一人称視点
;//_______________________________________
*2040_TOP
;{SceneSet アウトブレイクに遭遇}
;//m:プロット時のブロック名D
;//★_テント内
[sysbt_meswin]
;不要?[wait_c time=1000]
*508|
[fc]
[ns]誠[nse]
「んっ?!」[pcms]
;//★tent01a 彩月のテント内 夜
[bg storage="tent01a"][trans_c cross time=500]
*509|
[fc]
パチッと目が覚めた。[r]
どこかで……悲鳴が聞こえたような気がして……。[pcms]
*510|
[fc]
しばらく耳を澄ませてみたけれど、悲鳴どころか人の声さえ[r]
聞こえてこない。気のせい……だったのかな。[pcms]
[bgm storage="BGM01"]
;//♪bgm01 エロシーン/ドラマティック
*511|
[fc]
悲鳴は聞こえなかったけれど、すぐ隣からすぅすぅという[r]
可愛らしい寝息が聞こえている。[pcms]
*512|
[fc]
南先輩はぐっすりと眠っているようだ。[r]
思わずその綺麗な寝顔に見惚れてしまう。[pcms]
*513|
[fc]
美人って、眠っていても美人なんだなあ。[r]
女の子の寝顔をこんな間近でじっくり見るなんて、[r]
初めての事だけど、きっと世の中で一番の寝顔だと思う。[pcms]
*514|
[fc]
寝息は僕の耳を優しくくすぐり、テント内に漂う甘い香りは[r]
僕の肺を満たしていた。[pcms]
*515|
[fc]
南先輩の体液の匂い。甘酸っぱくて芳醇で、なんというか[r]
そう、まさしくフェロモンの香りって感じだ。[pcms]
*516|
[fc]
それにしても、セックスって凄いんだなあ。[r]
オナニーなんかの比じゃなかった。[pcms]
*517|
[fc]
女の子というか、南先輩は凄かった。[r]
何が凄いって、普段の姿からはわからなかったあの肉感的な身体。[pcms]
*518|
[fc]
たわわなおっぱいも凄いけど、パツンと張ってるお尻も凄い。[r]
もちろん、マンコだって。何もかも凄かった。[pcms]
*519|
[fc]
やっぱり水泳なんてやってるせいかな。[r]
水泳に限らず何かしら運動している子って、[r]
自分の身体の使い方を知ってる気がする。[pcms]
*520|
[fc]
身体を自分の意思で自在に操れるから、快感の引き出し方も[r]
わかってるような……。[pcms]
*521|
[fc]
越智さんも……そうなのかな。[pcms]
*522|
[fc]
なんだか、ちょっとだけ裏切ったような気がしてしまう。[r]
でも、慕ってくれてるとは思うけど、恋人って訳じゃないし、[r]
それに……こんな据え膳を逃したら男の恥じゃん。[pcms]
*523|
[fc]
いや……言い訳なんだけどさ。[pcms]
*524|
[fc]
なんとなく心がちくちくとした僕は、[r]
頭をぶるぶるっと振って越智さんの事を追い出した。[pcms]
*525|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
*526|
[fc]
身体がだるい。でも心地よい弛緩だ。[r]
今日の合宿再開が昼からで助かった。[pcms]
*527|
[fc]
まだ夜明け前。[r]
このまま南先輩の横で、昼ぐらいまでぐっすり眠れば、[r]
体力も回復してるだろう。[pcms]
*528|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……ぁ!」[pcms]
*529|
[fc]
……まずい。[pcms]
*530|
[fc]
『キャンプ場でセックスするカップル』って、[r]
まんまホラー映画の死亡フラグじゃん。[pcms]
*531|
[fc]
しまった……立てちゃったよ……。[r]
どうしよう、ホッケーマスクの殺人鬼とか現れたら。[pcms]
*532|
[fc]
体力奪われ切った今の僕なんて、きっと間違いなく[r]
殺されちゃうよな。[pcms]
*533|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
*534|
[fc]
いやいや、現実世界なんだし、映画じゃないんだから。[r]
そんな、ゲームのフラグ立てたみたいに……。[pcms]
*535|
[fc]
大丈夫。そんな事があるわけない。[r]
……無いよな。……無いよね……。[pcms]
*536|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
*537|
[fc]
頭のどこかに、その不吉な予感がこびりついてしまった。[r]
気分転換しなくちゃと思い立ち、僕はコンビニまで[r]
行ってみることにする。[pcms]
*538|
[fc]
キャンプ場に隣接なんてどうかなと思ったけど、[r]
こんな時間でもお店がやってるんだから、確かにありがたいかも。[pcms]
*539|
[fc]
……もしも、コンドーム買い足してきたら、またセックス[r]
させてくれるかな……。[pcms]
*540|
[fc]
ちょっとだけ気持ちを持ち直してわくわくしながら、[r]
僕は南先輩を起こさないようにと、そっとテントを抜け出した。[pcms]
;//★_キャンプ場夜明け前
;//★bg04b オートキャンプ場・夜 とりあえず夜を貼っておく
[black_toplayer][trans_c blind_lr time=1000][hide_chara_int]
[bg storage="BG04c"][trans_c blind_lr time=1000]
*541|
[fc]
外はまだ薄暗かった。でも、深夜の暗さほどではなくて、[r]
ぼんやりと物の見分けが付く。これなら外灯も所々あるから[r]
問題無くコンビニまで行けるだろう。[pcms]
*542|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
*543|
[fc]
それにしても、今日は色々な事がありすぎた。[pcms]
*544|
[fc]
お屋敷での食事に始まって、[r]
越智さんの家があの事件の関係者だという事の発覚。[pcms]
*545|
[fc]
そして……南先輩の告白があった。[r]
僕と同じバーコードを持っていたなんて……。[pcms]
*546|
[fc]
噂が半分本当だったってのも、正直ショックだったけど、[r]
家族を全員失って、天涯孤独の身の上になってしまった先輩。[pcms]
*547|
[fc]
セックスを快楽の手段として捉えているのも、男遊びしてるのも、[r]
言うなれば、あのエピデミックの生き残りでひとりぽっちに[r]
なったのが、一番の理由のような気がする。[pcms]
*548|
[fc]
きっと、人とふれあう手っ取り早い方法として、セックスを[r]
選んでしまったんじゃないだろうか。[pcms]
[fadeoutbgm time=500]
;<SoundFade 0,1000>
*549|
[fc]
[vo_mob s="oso0001"]
[ns][nse]
「き、きゃあぁ……」[pcms]
*550|
[fc]
[ns]誠[nse]
「え?!」[pcms]
*551|
[fc]
悲鳴? 思わず足が止まる。[r]
どっちから聞こえたのかわからなかったけど、確かに聞こえた。[pcms]
*552|
[fc]
僕が悲鳴で目を覚ましたような気がしたのは、やっぱり本当に[r]
聞こえていたんだ。[pcms]
*553|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
;//新BGM
[bgm storage="BGM18"]
;//♪bgm18 作中劇用/安堵
*554|
[fc]
どこから聞こえたんだろうと、耳を研ぎ澄ます。[pcms]
*555|
[fc]
でも、しばらくその場に立ち尽くしていたのに、[r]
悲鳴はそれっきりで、全然うんともすんとも聞こえてこなかった。[pcms]
*556|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……ぁ」[pcms]
*557|
[fc]
もしかして、悲鳴っていっても嬌声のほうかな。[r]
どこかでセックスしてるエロイ声なのかも……。[pcms]
*558|
[fc]
って事は……もしかして僕と南先輩のも外に筒抜けで[r]
みんなに聞かれてた……のか? うわあ、ちょっと恥ずかしい……[pcms]
*559|
[fc]
僕は自分でも赤面してるな……と思いながらまた歩き始めた。[r]
まだ薄暗くて良かったよ、本当に。[pcms]
*560|
[fc]
[ns]誠[nse]
「……」[pcms]
*561|
[fc]
南先輩、仲間みたいなもんだしって言ってたな……。[r]
僕自身も、先輩のバーコードを見た瞬間に、妙な同胞意識って[r]
いうか、これまで以上の親近感みたいなのをどこかで感じていた。[pcms]
*562|
[fc]
先輩は僕のバーコードを知っていた訳だから、同じような感覚を[r]
持ち続けていてくれたのかもしれない。[pcms]
*563|
[fc]
だとしたら……思い上がりなのかもしれないけど、僕だったら[r]
南先輩を本当の意味で、支えてあげられるんじゃないのかな。[pcms]
*564|
[fc]
僕の事情を知ってる姉ちゃんやそーいち。[r]
ふたりとも良き理解者で大事な人だけど……。[pcms]
*565|
[fc]
きっと、僕の奥底で感じてる、この寂しさや虚無感……、[r]
ブツリと人生を断絶されちゃったような感覚ってのは、[r]
真の意味では理解出来ないと思う。[pcms]
*566|
[fc]
実際に体験した者、当事者でなくちゃわからない感覚だから。[pcms]
*567|
[fc]
でも、同じ境遇の南先輩なら僕のことを判ってくれるし、[r]
僕も南先輩の孤独感や心情を理解出来ると思う。[pcms]
*568|
[fc]
男遊びなんかで埋めてる部分を、僕が補って、支えてあげる事が[r]
出来ると思う。[pcms]
*569|
[fc]
今晩限りで終わりにしたくないんだ……僕は。[r]
セックスに限らず、南先輩とのことを……。[pcms]
*570|
[fc]
そんな事をつらつらと考えていた僕の視線は、自然と足元を[r]
向いていた。[pcms]
*571|
[fc]
答えが見えたような気がして、ふと顔を上げると、前方に[r]
白くぼんやりとした塊が見える。[pcms]
*572|
[fc]
一瞬、お化け? とビビったけど、よく見るとどうやら[r]
人がうずくまっているのが判った。[pcms]
*573|
[fc]
何してるんだろうという好奇心から、[r]
僕は更に近づいてみる。[pcms]
*574|
[fc]
すると、確かに白っぽい服装の人がうずくまっていて、[r]
おまけに、その人の前には、誰かが横たわっていた。[pcms]
*575|
[fc]
もしかして急病人かなんかだろうか?[r]
迷いはあったけれど、僕は更に近づいて声を掛けてみることにした。[r]
何か手助け出来るかもしれない。[pcms]
*576|
[fc]
[ns]誠[nse]
「あの……どうしたんですか?」[pcms]
[ChrSetEx layer=5 chbase="st1_wra_a"][ChrSetParts layer=5 chface="f1_st26r"][ChrSetXY layer=5 x=300 y=0][pimage storage="st1_wra_a_bl" layer=5 page=back visible=true dx=0 dy=0 opacity=255][ChrSetXY layer=5 x=300 y=0][trans_c cross time=150]
*577|
[fc]
傍まで行くと、そのうずくまっている人が女性だと判った。[r]
なんだか奇妙なテラッとした素材の、そう、白いレインコート[r]
みたいなのを着ている。[pcms]
*578|
[fc]
夏だっていうのに暑くないのかな。[r]
雨だって降ったわけじゃないし。[pcms]
*579|
[fc]
そう[ruby text="いぶか"]訝しんでいると、[r]
その女性はようやく僕に気がついたかの[r]
ように、振り返った。[pcms]
*580|
[fc]
少し髪が乱れてるけど、なかなかの美人だと思う。[r]
なんとなく南先輩に似てる気がするけど……。[pcms]
[fadeoutbgm time=500]
;<SoundFade 0,1000>
*581|
[fc]
[vo_stk s="satuki_st0142"]
[ns][nse]
「…………」[pcms]
;//彩月の分身のようなものです
[ChrSetEx layer=5 chbase="st1_wra_a"][ChrSetParts layer=5 chface="f1_st26r"][ChrSetXY layer=5 x=300 y=0][trans_c cross time=150]
*582|
[fc]
[ns]誠[nse]
「!!!」[pcms]
*583|
[fc]
僕は、叫び出しそうになる口を両手で必死に押さえた。[r]
振り返ったその女性。遠くの外灯に照らされたその女性の瞳が、[r]
真っ赤に染まっている。[pcms]
*584|
[fc]
わずかな灯りの中でも、その怪しい瞳の色は、[r]
見間違えようがなかった。[pcms]
*585|
[fc]
感染者だっ!![pcms]
[bgm storage="BGM14"]
;//♪bgm14 逃走エロ緊迫緊張
*586|
[fc]
[ns]誠[nse]
「!!!!」[pcms]
[chara_int][trans_c cross time=150]
*587|
[fc]
横たわっている人も、急病人なんかじゃない。[r]
というか、もうきっと生きていない。[pcms]
*588|
[fc]
どす黒い、間違いなく血だと思われる液体が地面に広がって、[r]
あちこちの服や、身体が無残に裂かれていた。[pcms]
*589|
[fc]
[ns]誠[nse]
「っ!!!」[pcms]
*590|
[fc]
紅い瞳がぐにゃっとゆがみ、その女性は口許に[r]
にたりとした笑いを浮かべた。[pcms]
*591|
[fc]
僕は、思わず後ずさってしまう。[pcms]
*592|
[fc]
[vo_mob s="oso0002"]
[ns]女性[nse]
「きゃああぁああぁあ! いやああっ!」[pcms]
;//襲われてる女性
*593|
[fc]
[ns]男性[nse]
「ぎゃああ! やめろーーーっ!」[pcms]
*594|
[fc]
ビクッとその絶叫に身体が反応する。[r]
後ろに歩を進めながら、よっく目を凝らして辺りを見回すと……。[pcms]
*595|
[fc]
なんで、気付かなかったんだ![r]
薄暗がりをおぼつかない足取りで歩き回る人影がいくつもあった。[pcms]
*596|
[fc]
あの動き。忘れようもない。[r]
うろついてる連中は、間違いなく感染者だ![pcms]
;//■_テントの布がバサバサ言う音
[se buf=0 storage="seA059"]
*597|
[fc]
あちこちのテントがバタバタと音を立てながら揺れている。[r]
きっと、中に侵入され襲われているんだ。[pcms]
;//SE■_車の急発進の音
;//SE■_衝突音
[se buf=1 storage="seB088"]
*598|
[fc]
[ns]誠[nse]
「うっ………………!!!!!」[pcms]
*599|
[fc]
遠くで車が事故を起こす音が聞こえてきた。[r]
パニックが起ころうとしている。[pcms]
[stopse buf=1]
;<SoundFade 3,OUT,3000>
*600|
[fc]
叫びだしそうなるのを、必死にこらえた。[r]
声を出したら、たちまち標的になってしまう。[pcms]
*601|
[fc]
いやな音、いやな光景……あのときと、一緒じゃないかっ!!![pcms]
*602|
[fc]
[ns]誠[nse]
「っ!!」[pcms]
*603|
[fc]
南先輩! やばい、知らせなくちゃ。[r]
まだぐっすりと、あの綺麗な顔で眠っていて欲しい。[pcms]
*604|
[fc]
ガクガクと震えていた膝に気合いを入れて、まだ足取りは[r]
おぼつかない感じがあったけれど、僕は急いで引き返した。[pcms]
;//#_ブラックアウト
[black_toplayer][trans_c cross time=500][hide_chara_int]
;//ブロック2050へjump
[jump storage="2050.ks" target=*2050_TOP]
;//_____________________________