97 lines
No EOL
9.8 KiB
JSON
97 lines
No EOL
9.8 KiB
JSON
{
|
||
"0021-0001-n001-0": "――翌朝",
|
||
"0021-0002-v001-0-s": "リノがいない!",
|
||
"0021-0003-v002-0-s": "(朝は必ず挨拶するのにっ! 部屋にも街にもお気に入りのカフェにも\nいないっ! こんなこと、村を出てから一度も無かった……!)",
|
||
"0021-0004-v003-0-s": "まさか……ボロゲスの所に?",
|
||
"0021-0005-v004-0-s": "(昨日、なにか口論していたみたいだし……勇者が消えるとか……)",
|
||
"0021-0006-v005-0-s": "(……怪しい)",
|
||
"0021-0006-v005-1-s": "確かめなくっちゃ",
|
||
"0021-0007-v006-0-n": "聖女リノ様の居場所……? 知らねぇけど、勇者様、なんか殺気立って\nねぇ?",
|
||
"0021-0008-v007-0-n": "おぉ勇者様。おやめなされ。おやめなされ。そのままでは……!",
|
||
"0021-0009-v008-0-n": "聖女リノ様をお探しなのですか!? いえ、私は存じませんが……あぁ\n、今宵の勇者様はいつにも増してお綺麗だ!",
|
||
"0021-0010-v009-0-n": "あぁん! 今日のシルシェ様ったら、剣みたいに鋭く尖っているみたい\nで……素敵っ!",
|
||
"0021-0011-v010-0-s": "(構っている時間はない)",
|
||
"0021-0012-v011-0-n": "今日の勇者様のお尻……なんだか、すごく殺気に満ちてるよぉ……!",
|
||
"0021-0013-v012-0-s": "(構っている時間はない)",
|
||
"0021-0014-v013-0-n": "おぉ今にも爆発しそうな超新星。破滅を予感させる麗しき臀部……ッ!\n 素晴らしい!",
|
||
"0021-0015-v014-0-s": "(構っている時間はない)",
|
||
"0021-0016-v015-0-s": "ボロゲス枢機卿! お伺いしたいことが!",
|
||
"0021-0017-v016-0-n": "!? ゆ、勇者シルシェ……どうしたのですか、大声を出して……今日\nは報告の予定は無かったはずですが",
|
||
"0021-0018-v017-0-s": "聖女リノの居場所です!",
|
||
"0021-0019-v018-0-n": "…………",
|
||
"0021-0020-v019-0-s": "今朝から姿が見えないんです。あなたなら、何かご存知でしょう……!",
|
||
"0021-0021-v020-0-n": "聖女リノなら、現在『監獄』にいます",
|
||
"0021-0022-v021-0-s": "『監獄』……? なんだ、それ……!",
|
||
"0021-0023-v022-0-n": "ご存知ないでしょう……『監獄』。聖女リノは、現在そちらで矯正を受\nけています",
|
||
"0021-0024-v023-0-s": "きょ、矯正!?",
|
||
"0021-0025-v024-0-n": "性的な矯正です。屈強な看守たちが、魔物まで用いて、罪人を矯正して\nいるのです",
|
||
"0021-0026-v025-0-s": "り、リノが、そんな目に……!?",
|
||
"0021-0027-v026-0-s": "(看守の太い腕に抱かれて、お、おぞましい魔物に穢されて、弄ばれて\n、苦しめられて、叩きつけられて、突き上げられて……!?)",
|
||
"0021-0028-v027-0-s": "そ……そんなこと。許されて良い筈がない!",
|
||
"0021-0029-v028-0-n": "許されるのです。聖女リノは、罪人ですから",
|
||
"0021-0030-v029-0-s": "罪人……!? り、リノが罪人なんて!",
|
||
"0021-0031-v030-0-n": "事実です。聖女リノは昨晩教会に忍び込み、この私に、ひどい、それは\nひどい暴行を加えました",
|
||
"0021-0032-v031-0-s": "えっ……うそ、嘘だ!",
|
||
"0021-0033-v032-0-n": "残念ながら事実です。今頃、彼女は厳しい矯正に悶えているところでし\nょう",
|
||
"0021-0034-v033-0-n": "勇者シルシェ……悲しいことですが、せ、聖女リノは、もう戻って来ま\nせん",
|
||
"0021-0035-v034-0-s": "そ、そんな……っ",
|
||
"0021-0036-v035-0-n": "あなたはいつも通り、勇者としての業務を……",
|
||
"0021-0037-v036-0-s": "――ボロゲスッ!",
|
||
"0021-0038-v037-0-n": "なっ!?",
|
||
"0021-0039-v038-0-n": "ゆ、勇者シルシェ! 気はたしかですか!? 祭壇で、すす、枢機卿に\n剣を向けるなんて……",
|
||
"0021-0040-v039-0-s": "……これで、ボクも罪人だよね。ボロゲス",
|
||
"0021-0041-v040-0-s": "さぁ! ボクも『監獄』に放り込めよ、ボロゲス! リノの所に案内し\nろ!",
|
||
"0021-0042-v041-0-n": "おぉ……おぉ勇者よ。なんと気高い。聖女を救うために罪人に身をやつ\nすとは……\n尊い決断です……!",
|
||
"0021-0043-v042-0-s": "うるさいっ! さぁ、早くボクを捕まえてみせろよ、ボロゲス枢機卿!",
|
||
"0021-0044-v043-0-n": "……そこまで言うなら、仕方ありません。メスカル精教会、ボロゲス枢\n機卿の名において汝を罪人と認め……",
|
||
"0021-0045-v044-0-s": "(待っていて、リノ。必ず、ボクが助けに……)",
|
||
"0021-0046-v045-0-n": "規則に則り……罪人の証『虜囚の首輪』を、刻みましょう",
|
||
"0021-0047-v046-0-s": "へ?",
|
||
"0021-0048-v047-0-s": "っ~~!?",
|
||
"0021-0049-n002-0": "勇者シルシェの口から、声にならない悲鳴が漏れる。その首に、魔法の\n刻印が刻まれた瞬間――服が、はじけ飛んだからだ。",
|
||
"0021-0050-v048-0-n": "隠しちゃ駄目ですよ、勇者シルシェ……これも、罪への罰なのですから",
|
||
"0021-0051-n003-0": "一糸まとわぬ姿となった勇者シルシェ。その絹のごとく白い肌に、すべ\nすべとした表皮に、身体に、肉に、観衆の視線が注がれる。",
|
||
"0021-0052-n004-0": "かつてシルシェを勇者と呼び敬った観衆の、べたついた視線が注がれる\n。",
|
||
"0021-0053-v049-0-n": "見えたぞっ! なんだ、あの乳首!陥没乳首だ!勇者とは思えない引き\nこもりよう……!",
|
||
"0021-0053-v049-1-n": "なによっ! あの厭らしい大きな乳輪は!",
|
||
"0021-0054-v050-0-s": "みっ、見ないで……!",
|
||
"0021-0055-v051-0-n": "あぁ勇者様!? 嘘よね!? 私の勇者様が裸!",
|
||
"0021-0055-v051-1-n": "良い形の尻だとは思っちゃいたが、ほほう……一皮むけば女、だな",
|
||
"0021-0056-n005-0": "観衆は思い思いに感想を叫び、その声は、余すことなく勇者シルシェに\n届けられた。",
|
||
"0021-0057-v052-0-s": "あ……あっ、あっ、あぁっ……!",
|
||
"0021-0058-v053-0-n": "なんだ今の!?喘ぎ声か!可愛い声だなぁメスじゃないか!",
|
||
"0021-0059-v054-0-s": "(見られてる)",
|
||
"0021-0060-v055-0-s": "(ボクを応援してくれた人、ボクを頼ってくれた人、ボクを信じてくれ\nた人、ボクに、憧れてくれた人……)",
|
||
"0021-0061-v056-0-s": "(皆に、ボクの、裸……見られてる!)",
|
||
"0021-0062-n006-0": "細くしなやかで美しい勇者の腕も、たった二本では、好奇に満ちた観衆\nの視線を遮ることはできない。",
|
||
"0021-0063-v057-0-n": "おいっ! なんか漏れたぞ!汗か?愛液じゃねぇか? いやらしい勇者\nもいたもんだな……祭壇でだぞ!",
|
||
"0021-0064-v058-0-s": "も、漏らしてなんかないっ!",
|
||
"0021-0065-v059-0-n": "なんてひどい……こんな陥没乳首が勇者だって?信じられない!",
|
||
"0021-0066-v060-0-s": "ちくっ……みるなぁ!",
|
||
"0021-0067-v061-0-n": "生えてないぞ!無毛の園だ!つるつる……子供マンコ……!",
|
||
"0021-0068-v062-0-s": "……ぼっ、ボロゲスぅ……!",
|
||
"0021-0069-v063-0-n": "勇者シルシェ……そんな、勇者らしくない顔をなさらぬよう",
|
||
"0021-0070-v064-0-n": "聖女リノを助け出すのでしょう? こんな所で、諦めないでください",
|
||
"0021-0071-v065-0-n": "私も、絶対に諦めません……あなたを、絶対に、『監獄』まで連れて行\nって差し上げます",
|
||
"0021-0072-v066-0-s": "ちょっやめ……っくぅ!",
|
||
"0021-0073-v067-0-s": "(足が震えて、力が入らない……っ! 逆らえないっ!)",
|
||
"0021-0074-v068-0-n": "魔法の首輪に繋がれて……まるで犬じゃないか",
|
||
"0021-0075-v069-0-s": "ぼ、ボクは犬じゃない……勇者だ!",
|
||
"0021-0076-v070-0-n": "犬じゃない。勇者でもない。囚人だよ、あれは罪人なんだ",
|
||
"0021-0076-v070-1-n": "ゆうしゃさまわるいことしちゃったの?",
|
||
"0021-0076-v070-2-n": "しっ、見ちゃいけません!",
|
||
"0021-0077-v071-0-s": "罪人……っ! そう、そうだけど……!",
|
||
"0021-0078-v072-0-n": "顔が真っ赤じゃないか……っ!恥辱に興奮しているんじゃあないか?",
|
||
"0021-0078-v072-1-n": "もうこの街も終わりだよ、勇者があんなんじゃ……",
|
||
"0021-0079-v073-0-n": "歴代勇者像が見ている前で、発情しているのか!?",
|
||
"0021-0080-v074-0-s": "発情なんて……してないっ!",
|
||
"0021-0081-v075-0-n": "シルシェたぁん! 大人しく連行されてくれないとぉ、『監獄』には行\nけないよぉ?",
|
||
"0021-0082-v076-0-s": "……くっ!",
|
||
"0021-0083-v077-0-n": "お尻が揺れてるちっちゃい胸の脂肪もふりふりふりふり誘ってるんじゃ\nあないか? 気持ち悪い……",
|
||
"0021-0084-v078-0-s": "うっ……うぅ……!",
|
||
"0021-0085-v079-0-s": "(……諦めない。諦めるもんかっ!)",
|
||
"0021-0086-v080-0-s": "(どれだけ人に笑われても、どれだけ枢機卿に馬鹿にされても……ボク\nは勇者だ!)",
|
||
"0021-0087-v081-0-s": "(絶対に、助け出す。絶対にリノを助け出す)",
|
||
"0021-0088-v082-0-s": "負けないで、待っていて……リノ",
|
||
"0021-0089-v083-0-s": "ボクも、絶対に負けないから……っ!"
|
||
} |