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2025-01-19 20:27:37 -06:00

3.7 KiB
Raw Blame History

1テキストピクチャIDBGMIDMAPIDコマンドIDコマンドテキストコマンド値1コマンド値2コマンド値3コマンド値4
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300011280_02.png200100
400011280_03.png300100
5セス: 「まず、お察しの通り倉庫を焼いたのは私です」 9990261400000
6…お察しの通り、とセスは言った。 9990261400000
7セスは、自分が倉庫での悪行を見たことを知っている。 9990261400000
8それは確信していたから、今更驚かないし、セスだって平然としている。 9990261400000
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10さっきの駅前の一件からすると、倉庫の焼き討ちは領軍絡みらしい。 9990261400000
11やっぱり目当ては相場の吊り上げでなかったということだ。 9990261400000
12単純な金目当てでなくてよかった…そんな訳はない。 領軍絡みとなれば、どんな事情にしたって碌でもないことだけは確実だからだ。 9990261400000
13セス: 「辺境伯が企てていた王国への反乱を潰すためでした」 9990261400000
14「王国への反乱?」 9990261500000
15予想通り、飛びっきりの碌でもなさ。 思わず聞き返してしまう。 9990261500000
16セス: 「かねてから辺境伯は王国からの独立を企んでいたのでしょう。  その意味で、東部国境警備連隊の戦線投入は千載一遇の好機でした」 9990261600000
17確かに、東部国境警備連隊は辺境伯領における「王国の保険」としての立場もあった。 10261600000
18セス: 「東部山脈を塞いでしまえば、王国も手出しできませんからね」 10261600000
19セスが言っているのは、東部国境警備連隊の戦線投入が生んだ王国の戦力的空白のこと。 領内に敵がいなければ、守るのは東部山脈だけでいい。 20261600000
20セス: 「辺境伯は、閲兵式で集めた領軍で東部山脈を封鎖する計画でした」 20261600000
21東部山脈は天然の要害で、通行可能なルートは限られている。 30261600000
22領軍が山脈にある街道を封鎖してしまえば、王国軍も容易には戻れない。 30261600000
23…なんということだ。 30261600000
24「それには反王国勢力も関与を?」 9990261600000
25セス: 「いえ、あれは王国の派兵要請を断るための辺境伯のでっちあげです」 9990261600000
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27領軍の反王国勢力に対する取締りは一向に成果がなかった。 その割にチラシなど活動のアピールが目立ったことも、それなら説明が通る。 9990261600000
28まさか…。 9990261600000
29「辺境商会が買い占めていた食料は、その計画のためだったということですか?」 9990261600000
30セス: 「ええ。  そこが計画の弱点でした」 9990261600000
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32セスが自分に打ち明けた理由が判ってきた。 9990261600000
33自分は商品取引所の王国官吏。 セスの「商会の会頭」という立場は偽装で、実態は王国の工作員ということだ。 9990261600000
34反乱の阻止なら強行手段も止む無しだし、自分に接触してきたのは王国絡みだからか。 9990261600000
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36ただ、セスの言い分だけで、すんなり受け止める訳にはいかない。 9990261600000
37なにしろ反乱を潰すなら、辺境伯の暴発を待たなくたってよかったはずだから。 9990261600000
38東部国境警備連隊の移動が辺境伯の蜂起を招くなら、それを取りやめるだけで済む。 なにより叛意が確かなら、王国への通報が先に決まっている。 9990261600000
39穏便な手段を避けてまで、倉庫を焼くという強硬手段に訴える意味がない。 9990261600000
40これではまるで辺境伯の暴発を待ち構えていたみたいだ。 9990261600000
41セス: 「辺境伯に独立されても困りますが、失脚されても困るんですよ」 9990261700000
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43セス: 「誤解があるようですが、私は王国の手の者ではありません」 9990261700000
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45王国じゃなかったら、なんなんだ? 9990261700000
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