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2025-01-19 20:27:37 -06:00

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1テキストピクチャIDBGMIDMAPIDコマンドIDコマンドテキストコマンド値1コマンド値2コマンド値3コマンド値4
200011380_01地図_街から村へ.png100100
3週末、普段通りの駅馬車に乗り込む。 9992000000
4検問のない街道は順調に流れている。 12000000
5街道を騒がした領軍も、今週は落ち着いているようだ。 12000000
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7日暮れとともに着いた馬車から降りて、駅舎に入る。 9993276200000
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10入った駅舎の空気がおかしい。 9993276400000
11領軍の将官: 「では、街で待っているからな」 9993276500000
12将軍の将校: 「はっ!」 9993276500000
13将官が身を翻すと一同が揃って敬礼で送る。 9993276600000
14相手が背を向けているのに、敬礼したまま見送っているのが可笑しい。 9993276700000
15子どもの遊びのように急に振り向いたりしたら面白いのに。 9993276800000
16だーるまさんが…こーろん…だっ!? 9993276800000
17その様子を思い浮かべたら、少しだけ噴き出してしまう。 9993276900000
18物音に振り返った兵士と目が合う。 9993277000000
19…面倒なことになりそうだ。 9993277100000
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21やっぱり領軍に咎められてしまう。 問われたから身分を明かしただけなのに、もっと険悪になるのはそういう関係性だからだ。 9993277200000
22仕事を笑われたら誰だって気分を悪くするし、体面を重視する軍ならなおさら。 不作法をしでかした自覚もある。 9993277200000
23それでも、王国官吏として領軍の咎めだてを突っ撥ねるのは別問題だ。 9993277200000
24領軍と商品取引所の常として、丁重かつ礼儀正しく喧嘩別れする。 9993277200000
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26憤懣やるかたない領軍の兵士が、胸をそびやかして背を向ける。 9993277300000
27発端はともかくとして、どうも元から虫の居所がよくなかったような気がする。 9993277400000
28思い当たるのは、先週のセスの強引な交渉しかない。 9993277500000
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30領軍が出ていったことを確かめると、視界を切り換える。 99910277700000
31視界に男たちが浮かんでくる。 三か所の出入り口を兵士が固めているのが物々しい。 99910277800000
32将軍の将官: 「あのセスとかいう男、辺境伯を脅すとは不逞にもほどがある。  放置してはおけん」 99910277800000
33領軍の将校: 「はぁ…しかし、王国にバラされたら我々もヤバいのでは?」 99910277800000
34領軍の将官: 「だからだ。  奴が下手な真似をしないうちに捕まえてしまえ」 99910277800000
35領軍の将校: 「相手は商会の会頭ですし、出頭に応じるとは思えませんが…」 99910277800000
36領軍の将官: 「たわけ!  捕まえるのに同意を求める馬鹿がどこにいる!?」 99910277800000
37領軍の将校: 「要するに拉致するんですね」 99910277800000
38領軍の将官: 「そうは言っておらん。  同意なしで出頭させるだけだ。  ワシは街に戻るから、箱詰めにでもして連れてこい」 99910277800000
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40事情は判った。 9993277900000
41無茶振りかつ無責任な命令とくれば、兵士が不機嫌になるのも無理はない。 さっきのは半ば八つ当たりだったのだろう。 9993277900000
42宮仕え同士、理不尽な命令に同情はする。 が、八つ当たりされた恨みは恨みだ。 9993277900000
43腹いせにセスにチクって計画を台無しにしてやろう。 9993277900000
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45とはいえ、今ので顔を覚えられたなら、セスと会っているところを見られるのはマズい。 9993277900000
46簡単に捕まることもないだろうし、今夜のところは幻影を探して帰ることにしよう。 9993277900000
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