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2025-01-19 20:27:37 -06:00

10 KiB
Raw Blame History

1テキストピクチャIDBGMIDMAPIDコマンドIDコマンドテキストコマンド値1コマンド値2コマンド値3コマンド値4
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2100011940_20立ち絵_ジョフみたいに.png2000100
22日が傾いている。 9992000000
23今日は日曜日。 明日の仕事に備えて街に戻らないといけない。 9992000000
24それなのに、気付けば再び店に戻ってきてしまう。 9992395000000
25ここに座っているのは、セスに呼び止められたからだ。 9992395000000
26セス: 「ええ。  辺境伯はミラに『妾になってほしい』と頼んでます」 9992395000000
27やっぱり。 9992000000
28ミラとのやりとりを思い出す。 9991000000
29ミラ: 「ジョフが来た日の後も、辺境伯が来てくれたんだ」 9991392700000
30ミラ: 「わたし、お気に入りにされちゃった」 9991392700000
31ミラ: 「頼みを叶えたら、なんでもお願いきいてくれるんだって」 9991392700000
32あのとき、辺境伯の頼みが気になったことを思い出す。 9991392700000
33つまり、そういうことだ。 9992000000
34セスが興味深げな視線を向けている。 9992395000000
35「その話には、セスさんも関わっているんですね?」 9992395000000
36ミラがセスを思慕していることぐらい気付いている。 9992395000000
37セス: 「ええ。  辺境伯のそばにミラがいるのは、なにかと好都合ですから」 9992395000000
38およそ人の妻の扱いとは思えない。 9992395000000
39普通に考えたら、自分に喧嘩を売っているに等しい行いだ。 9992395000000
40セス: 「とはいえ、ジョフさんの望み次第です」 9992395000000
41自分の異常な性癖は織り込み済みだった。 9992395000000
42セス: 「ああ、誤解があるかもしれませんね」 9992395000000
43 9992395000000
44セス: 「この件はジョフさんの望みが前提なんです」 9992395000000
45セス: 「私の好都合というのは、ジョフさんが望む場合のついでですよ」 9992395000000
46ますますわからない。 9992395000000
47セスがビースタンの便宜より、自分の歪んだ願望を優先する理由はないはずだ。 9992395000000
48セス: 「それだけジョフさんに配慮しているんです」 9992395000000
49セス: 「最悪、ジョフさんが味方になってくれなくても構わない。  でも、敵にだけは回したくないんです」 9992395000000
50「わたしのは、誰かに害を及ぼすようなものじゃありませんよ」 9992395000000
51なにしろ過去には介入できない。 9992395000000
52能力が人畜無害なのは胸を張って言える。 9992395000000
53セス: 「獣人はそれぞれ固有の能力があるんです」 9992395000000
54 9992395000000
55いったい、何の話だ? 9992395000000
56「月夜に吠えるとかですか?」 9992395000000
57セス: 「…」 9992395000000
58悪乗りし過ぎたかもしれない。 9992395000000
59セス: 「あながち遠からず、ですね」 9992395000000
60セス: 「獣人で最多なのは、常人離れした筋力ですから。  お伽噺のように獣に化ける訳ではありませんけどね」 9992395000000
61門番もその系統なのだろう。 9992395000000
62セス: 「月夜に吠える趣味があったとして、ジョフさんに比べれば可愛いものでしょう?」 9992395000000
63そう言われるとグウの音もでない。 9992395000000
64妻を他人に抱かせる趣味に比べれば、月夜に吠えるなんて可愛いものだ。 9992395000000
65セス: 「冗談はさておき、未来視と過去視は能力の頂点です」 9992395000000
66セス: 「ジョフさんの協力が得られないとしても、血統を絶やす訳にはいかない」 9992395000000
67なるほど。 9992395000000
68劣勢のビースタンの強みは、人間にない多様な能力にあるということか。 9992395000000
69考えてみれば、王国や辺境伯を手玉にとったのもセスの能力があればこそ。 9992395000000
70ようやく合点がいった。 9992395000000
71セス: 「さて、そろそろ私は出掛けないといけない。  これで失礼します」 9992395000000
72セスは出掛けていってしまった。 9992000000
73…。 9992000000
74自分もそろそろ街に戻らないと、馬車がなくなってしまう。 9992000000
75ミラ: 「あー、つかれたー!」 9992395100000
76セスと入れ替わりに、ミラとチェーカがやってきた。 9992395200000
77ミラ: 「あれ、ジョフ?」 9992395300000
78ミラ: 「馬車の時間って、大丈夫なの?」 9992395300000
79「いや、さっきまでセスさんと話してたから」 12395400000
80ミラ: 「ふぅん?」 12395400000
81ミラの肌には醒めきらない火照り。 12395400000
82「…」 12395400000
83「ミラのほうは…お、終わったの?」 12395400000
84なるべく軽い調子で聞こうとしたのに、どもってしまう。 12395400000
85ミラ: 「ううん、まだ」 22395400000
86ミラ: 「ちょっと休憩に下りてきただけ」 22395400000
87「…」 22395400000
88ミラ: 「どんなことしたか、気になる?」 22395400000
89ならないほうがおかしい。 22395400000
90ミラ: 「話してあげたいんだけど…みんなとしてたら、わけがわからなくなってきちゃった」 32395400000
91 32395400000
92チェーカ: 「…わたしも」 32395400000
93 32395400000
94ミラ: 「三人とエッチって…わかる?」 42395400000
95口、女性器。 42395400000
96あとは…尻? 42395400000
97ミラ: 「もうね…めちゃくちゃなの」 52395400000
98ミラ: 「おちんちんでいっぱいのお腹をグリグリされてるのに、お口にも突っ込まれたり」 52395400000
99ミラ: 「それなのにゾクゾクするぐらい、良くなってきて…」 62395400000
100ミラ: 「途中から、なんだかキラキラしたみたいに…」 62395400000
101ミラ: 「気持ちいいのが、止まらなくなっちゃった」 62395400000
102過激なセックスの余韻を思い浮かべるミラの顔に、朱が差す。 62395400000
103…ふと、ミラを抱かなければという切迫感が浮かんだ時。 9992000000
104 「おお!ミラ!!」 9992395500000
105 9992395600000
106大声の主は辺境伯だ。 9992395600000
107ミラ: 「あ、いらっしゃい!」 9992395600000
108ミラ: 「来てくれないから、先に来てたお客さんとしちゃったよ?」 9992395600000
109辺境伯: 「構わん…むしろ、前座はそれでいい」 9992395600000
110辺境伯: 「今夜は時間があるからな、たっぷり楽しませてもらうぞ?」 9992395600000
111ミラ: 「うん、それって…わたしも、だよ?」 9992395600000
112ミラ: 「支度できたら戻るから、先に行ってて?」 9992395600000
113辺境伯: 「そうしよう」 9992395600000
114辺境伯: 「ぐっふっふ!」 9992395700000
115妙な笑い声を残して辺境伯は立ち去る。 9992395800000
116自分とは面識があるのに、ミラのことしか目に入っていなかったのだろう。 9992395900000
1179992000000
118「さっきの支度って、なんのこと?」 9992396000000
119ミラ: 「気になる?」 72396000000
120「そりゃ、まあ」 72396000000
121ミラ: 「じゃあ、ジョフにだけ特別に見せてあげる」 82396000000
122 82396000000
123貧弱な布切れに両脚を通すミラ。 92396000000
124そのまま引っ張り上げて…。 92396000000
125 92396000000
126「履いてなかったの?」 92396000000
127ミラ: 「さっき、めちゃくちゃにされたって言ったよ?」 102396000000
128 102396000000
129ミラ: 「そういうところで喜ばないの」 112396000000
130「すみません」 112396000000
131シャツに手を掛けて…捲り上げる。 122396000000
132…え!? 122396000000
133「こ、ここで脱がなくても!」 132396000000
134ミラ: 「上で脱いだら着替える前に襲われちゃうし」 132396000000
135ミラの言い分は正しい。 132396000000
136現に自分も堪らない。 132396000000
137ミラ: 「辺境伯はこれがお気に入りなんだって」 142396000000
138「ミラはどうなの?」 142396000000
139ミラ: 「…」 152396000000
140ミラ: 「これ着ると、恥ずかしいことばっかりさせられるから…」 152396000000
141その衣装は着るというより身体を淫らに飾るもの。 152396000000
142だから、用途に間違いはない。 152396000000
143ミラ: 「でも、イヤじゃ…ないよ?」 162396000000
144 162396000000
145自らの手で金具を噛ませた乳首を捏ねながら呟く。 172396000000
146ミラ: 「脚を引っ張り上げてあそこを見られたり、吊り上げられたり」 172396000000
147ミラ: 「動けないようにされて、おもちゃに跨ったり、そんなのばっかり…」 172396000000
148ミラ: 「酷い目に遭ってるって思うでしょ?」 182396000000
149妻としてのミラには確かに、そう。 182396000000
150一人の女としては、別の話になる。 182396000000
151ミラ: 「でもね…だんだん、わたしが夢中にさせてるって、気付いたの」 182396000000
152ミラ: 「わたしが気持ちいいほど、男の人が喜ぶから」 182396000000
153ミラ: 「そうしたらもっと気持ちよくなって、もっと夢中にさせられるから」 182396000000
154…。 182396000000
155ミラ: 「ジョフも、こんな悪い奥さんが見たかったんだよね?」 192396000000
156ミラ: 「だからね…」 192396000000
157ミラ: 「わたしも、ジョフみたいに…素直になろうと思うんだ」 202396000000
158ミラ: 「気持ちいいことも、自分の想いも」 202396000000
159ミラの…想い? 202396000000
160ミラ: 「辺境伯を待たせてるから、そろそろ…行くね」 192396000000
161尋ねる前に、ミラは席を立ってしまった。 9992396000000
1629992000000
163二階に戻っていくミラとチェーカを見送る。 9992396100000
1649992396200000
165ミラは、自分のように素直になりたいと言った。 9992396300000
166自分のように? 9992396400000
1679990000000