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2025-01-19 20:27:37 -06:00

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64月第1週。 日中、吹き渡る風の爽やかさに春の訪れを実感する。 999142900000
7道行く人々の足取りも軽い。 朝の街路の喧騒、夕暮れにさざめく酔客も春の緩みに導かれたものに違いない。 999142900000
8春の実感が財布の紐も緩め、今週に入って商品取引も増えている。 つまり、仕事が忙しくなるということだ。 999142900000
9情勢を見ると、遂に王国から辺境伯に西部戦線へ領軍派遣の打診が届いたらしい。 999142900000
10王国の出兵に従うのは領主の責務なので、普通はいきなり勅命が下される。 999142900000
11出兵は実利で報われるので、下手に調整を試みようものなら内紛さえ生じかねないからだ。 999142900000
12それを敢えて事前に打診するのが、王国と辺境伯領の力関係の機微というものだろう。 999142900000
13ただ、当の辺境伯は反王国勢力の跋扈を理由に難色を示している。 戦争と聞けばいきり立つ諸侯が多いなか、不思議なことだ。 999142900000
14その反王国勢力といえば、数年前から暗躍が噂される謎の組織だ。 999142900000
15支配構造に反抗する者が現れるのは人の世の常、驚くことでもない。 しかし、その規模や活動など、商品取引所も確かなことは掴めていない。 999142900000
16それに反王国勢力には、名前の通り王国打倒の他に掲げる大義名分が見あたらない。 そこが不気味だし、実在さえ疑われる所以でもある。 999142900000
17近頃の街では、財布を掏られた、妻を寝取られたなど、悪事を反王国勢力になすりつけるのが 流行っている。 要するに、誰も真面目には受け取っていないということだ。 999142900000
18辺境伯だけがそれを恐れているなら、喜劇も度が過ぎると言うしかない。 999142900000
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