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2025-01-19 20:27:37 -06:00

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1テキストピクチャIDBGMIDMAPIDコマンドIDコマンドテキストコマンド値1コマンド値2コマンド値3コマンド値4
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15現実感のない酒場の喧騒が響く。 七割ほども席が埋まっていれば、村の酒場としては上々だろう。 9991019700000
16仕事が一段落した給仕が客と談笑しているのも気安い村の酒場ならではの光景だ。 9991019700000
17ミラと対面した男: 「んー。じゃ、1枚だな。  で、ほれ。5チップ張っとくか」 9991019700000
18ミラが客とカードに興じている。 9991019700000
19ミラ: 「はぁ?1枚しか換えないのにそんなに張るの?  それじゃ、こっちは…3枚ね」 11019700000
20ミラと対面した男: 「よっし!  で、乗るか下りるか、どうする?」 11019700000
21ミラ: 「んー…、はったりでしょ?  だから、乗る!」 21019700000
22ミラと対面した男: 「甘い甘い!ほれ、こっちの勝ち!」 21019700000
23ミラ: 「うっそでしょ?  ナンドノット、ツキすぎじゃない?」 31019700000
24相手の名はナンドノットというらしい。 31019700000
25ナンドノット: 「実力と言って欲しいね。  で、そっちのチップの残りはそんだけか」 31019700000
26ミラ: 「勝った気になって油断するといいよ。  わたしが勝ったらボトル入れる約束、忘れてないよね?」 11019700000
27ナンドノット: 「ああ。  でも、どっちにしたって酒は頼むんだからミラに損はないだろ?」 11019700000
28ミラ: 「ふふーん、後で吠え面かかないようにね?」 21019700000
29ミラは、カードどころか、じゃんけんでさえ弱い。 おまけに熱くなりやすいから、賭けに向いてない。 21019700000
30なのにゲーム好きで、自分では強いと思っているから始末に負えない。 21019700000
31ナンドノット: 「ここは手堅く2枚。  ま、こんなもんだな」 21019700000
32ミラ: 「…」 41019700000
33ナンドノット: 「ん?  その顔からすると、随分いい手札ってことだな、はっは!」 41019700000
34ミラ: 「…」 51019700000
35しばらく思案したミラが両腕で豊かな胸を寄せて笑みを浮かべる。 笑顔とおっぱいを組み合わせた効果は自覚しているし、これで動揺しない男はいない。 61019700000
36ミラ: 「…じゃ、5枚変えよっかな?」 61019700000
37ナンドノット: 「おいおい、それ、なんのつもりだ?  今、6枚引いただろ?」 61019700000
38胸に目を引かれながらも、カードにも抜け目なく目を遣っていたらしい。 大した集中力だ。 61019700000
39ミラは悪びれる素振りもない。 61019700000
40ミラ: 「あ、バレた?  こうしてると、案外バレないんだけどなー」 71019700000
41ナンドノット: 「デカパイに騙されるのはガキだけさ。  大人の男には通用しないな、わはは!  …おっ、いかん!」 71019700000
42破顔した男が弾みでカードをテーブルからとり落としてしまう。 71019700000
43ミラ: 「笑い過ぎて、カード吹き飛ばすのってどうなの?」 31019700000
44ナンドノット: 「ああ、スマンスマン」 9991019700000
45男が床に落ちたカードを拾う。 99910196800000
46ナンドノット: 「…ん?  んんん?」 99910196900000
47屈みこんだ男の視線はテーブル下に向けられている。 99910196900000
48そこにあるのはミラの脚。 810196900000
49ミラ: 「?」 810196900000
50ナンドノット: 「ほうほう…なるほどなるほど…」 910196900000
51ミラ: 「!」 910196900000
52ナンドノット: 「いや、すまん」 99910196900000
53ナンドノット: 「カードがどうにも滑って、なかなか拾えないもんだから」 99910197000000
54ミラ: 「…まあ、そういうこともあるかもしれないね?」 9991019700000
55ミラ: 「ま、それはそれとして。  はい。勝ち!いっただきー!!」 121019700000
56ナンドノット: 「ん?んんん?  …なんか山札、ズレてないか?」 121019700000
57ミラ: 「さあ?さっきナンドノットの高笑いで飛んだんじゃない?」 21019700000
58ナンドノット: 「…」 21019700000
59ミラ: 「じゃ、次いこっか?  えっと…2枚かな」 21019700000
60ミラ: 「あっ!いっけなーい!」 71019700000
61ミラがテーブルの対面側に滑らせた数枚のカードが床に落ちる。 71019700000
62もちろん、わざと。 71019700000
63ミラ: 「悪いんだけど、そっちに落としちゃったカード拾ってくれる?」 61019700000
64ナンドノット: 「…お、おお。そりゃ、構わんが…」 61019700000
65男が素直に従ったのは、先ほど脚に見惚れた後ろめたさか、期待のどちらかだろう。 61019700000
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67ナンドノット: 「よっこら…せっ、と」 99910196800000
68ミラに負けず劣らずわざとらしい身振りでカードを拾うナンドノットの視線がテーブル下を彷 徨う。 99910196900000
69ナンドノット: 「…」 910196900000
70ナンドノット: 「ほ、ほぉ…」 1010196900000
71ミラ: 「カード、あったー?」 1010196900000
72ナンドノット: 「ん?…ああ。  ここに…」 1010196900000
73ナンドノット: 「!」 1110196900000
74テーブルの上ではミラが山札からせっせと役を揃えている。 堂々とし過ぎてもはやイカサマの域にない。 1110196900000
75ミラ: 「んふふっ…どしたのー?  またカード滑ってるとか?」 1110196900000
76ナンドノット: 「…あ、ああ。  床の油で…滑って、それで…」 1110196900000
77ミラ: 「そう?  ごめんね、ちゃんとお掃除しておくよ」 910196900000
78ナンドノット: 「あ、ああ。  そうしてくれ」 910196900000
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80ナンドノット: 「…ほれ」 9991019700000
81ミラに拾ったカードを返すナンドノットの目は多少熱に浮かされている。 9991019700000
82ミラ: 「ありがと。  じゃ、ここはちょっと張り込んでみよっかな?」 9991019700000
83ナンドノット: 「ふふん!  こっちはこのままだ!!」 9991019700000
84ミラ: 「へっへー!!  じゃーん!やっりぃ!」 131019700000
85ナンドノット: 「ぐぬぬ!  こっちが見てない隙に…」 131019700000
86ミラ: 「そういえばカード拾ってもらうの、随分かかってたよね?」 11019700000
87ナンドノット: 「だから、それは…カードが滑って、それで」 11019700000
88ミラ: 「そうなんだ?  じゃあ、これがわたしの運と実力ってことだよね。  んっふっふ!」 21019700000
89ミラ…。 9991019700000
90一体なにをしているんだ? 999019700000
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