in-by-side/Data/EventCSV/560.csv
2025-01-19 20:27:37 -06:00

5.6 KiB
Raw Blame History

1テキストピクチャIDBGMIDMAPIDコマンドIDコマンドテキストコマンド値1コマンド値2コマンド値3コマンド値4
200022000
300042769000
40004275200
50004275300
60001560_01チェーカ_通常服.png100100
70001560_02チェーカ_通常服_口閉じ横目.png200100
80001000_能力_檄文1.png300100
90001000_能力_檄文2.png400100
100001000_地図_偽造通貨について.png500100
110001000_地図_偽造通貨について2.png600100
124月第4週。 穏やかな気候が続いている。 9991000000
13先週滞らせてしまった仕事を気分よく片付けていく。 999120900000
14書類の精査が主な仕事だが、商品取引所が扱う書類は多岐にわたる。 999120900000
15今週回ってきたものは、反王国勢力が撒いたチラシ。 3120900000
16曰く、「虐げられたる辺境伯の領民よ、決起せよ!」云々。 3120900000
17飽くなきチラシ撒きへの情熱に比べて、檄文はいつも通りのワンパターン。 3120900000
18これではやる気があるのかないのか、よくわからない。 3120900000
19王国が好きかと聞かれれば、顔を顰めるのが普通。 それなら反抗するかといえば、そこまで暇じゃないというのが領民一般の感情だ。 3120900000
20だから、チラシ程度で世論は動かないし、陳腐な内容では逆効果になりかねない。 3120900000
21反王国勢力は、いったい何がしたいんだろう。 3120900000
22当然、印刷物に感情は読み取れない。 4120900000
23反王国勢力の程度は、やる気のないチラシを見ればわかる。 それなのに、領軍が躍起になっても捕まえたという話は聞かない。 4120900000
24ということは、領軍は反王国勢力以下になってしまう。 4120900000
25それを面白がるのが商品取引所の救い難いところだったが、やっぱりなにかおかしい。 4120900000
26だからといって、なにかをするということはないけれど。 999120900000
27999120900000
28この時期は春物の農産品の取引が落ち着き、仕事量も多くない。 999120900000
29とはいえ暇そうにしていれば、仕事が降ってくるのは商品取引所も世間の例に漏れない。 999120900000
30サボっていると思われない程度の自己管理は社会人の嗜みだ。 999120900000
31だから、でっち上げた巡察計画を携えて商品取引所を出る。 9991000000
329991000000
33女の声: 「ジョフ、さん?」 999121000000
34呼び止める声に視線を向ければ、ここしばらく見かけなかったチェーカの姿がある。 999121000000
35「やあ、久しぶり」 1121000000
36チェーカ: 「お店、来てくれたって聞いたから」 1121000000
37「最近は忙しいみたいだね」 1121000000
38ここ最近はミラが頭を占めていて、チェーカを買うつもりにはならなかった。 1121000000
39チェーカ: 「…怒って、ない?」 2121000000
40 2121000000
41「いや?  なんで?」 2121000000
42チェーカ: 「ミラさん紹介するとか…騙したから」 2121000000
43…そういうことか。 2121000000
44「いや、事情は聞いたから。  どっちかっていえばチェーカは巻き込まれたってことだし」 2121000000
45それもこれも発端は自分。 チェーカを責めるなんてありえない。 2121000000
46チェーカ 「…よかった。  お店に来たのって、怒られるのかなって思ってたから」 1121000000
47「いや、どっちかっていえばお陰さまでというか」 1121000000
48…思い出したら顔が緩みそうになるほど。 1121000000
49チェーカ: 「うまくいったんだ。  でも、それなら…どうしてお店に来たの?」 2121000000
50「え?」 2121000000
51食堂に食事に行くのは当然、とは言わないほうがいい気がする。 2121000000
52チェーカ: 「…」 1121000000
53チェーカ: 「時間あるから。  ジョフさんが良ければ、いいけど」 1121000000
54万事消極的なチェーカのお誘いはかなり珍しい。 1121000000
55でも。 1121000000
56「これから出掛けるところなんだ」 1121000000
57チェーカ: 「…そう」 2121000000
58「ああ、悪いけど」 2121000000
59チェーカ: 「あ…いってらっしゃい。  でも、暫くはこっちにいるから…」 1121000000
60「うん。  それじゃ」 999121000000
619991000000
62仕事から逃げるための視察だったのに、二つも収穫を得たのは望外のことだった。 9991000000
63一つは、食料品の価格高騰の原因を掴んだこと。 これはとある商会の大量の直接買い付けで引き起こされていた。 9991000000
64店の名前は「辺境商会」 9991000000
65トチ狂ったセンスは領軍の退役将校が商会主なら頷けるし、その出自から領軍と癒着を疑わな いほうがどうかしている。 9991000000
66領軍が食料を買い込む理由はわからないが、尋ねたところで機密と言われるのが関の山。 9991000000
67領軍が悪事を働くのは商品取引所の共通認識だから、価格高騰の原因を聞かれたら領軍と答え るだけでいい。 9991000000
68要するに、十分な成果ということだ。 9991000000
69いま一つの収穫は、噂の偽造金貨の確証を得たこと。 51000000
70懇意の情報源が手に入れたもので、金の純度も噂通りだった。 51000000
71娼婦の身受けなら金貨の支払いもあり得るし、出元は娼館らしいとの話も頷ける。 51000000
72この件も動機が謎だが、不可解な犯罪に動機を求めるのは無駄ともいえる。 61000000
73娼館に伝手がある訳でもないし、この件はデリケート過ぎて商品取引所に報告するつもりにも なれない。 61000000
74つまり、こっちの件もここが行き止まりということだ。 61000000
759991000000
76帰路、村に帰り着いた頃には既に夜も更けていた。 9994000000
77平日の村を訪れるのは、平日のミラを覗くため。 9994000000
78ミラに貞節を望みながら、かつてミラを覗いた興奮が甦る。 9994000000
79自分の性癖はどこまでも罪深い。 9994000000
809990000000