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2025-01-19 20:27:37 -06:00

4.1 KiB
Raw Blame History

1テキストピクチャIDBGMIDMAPIDコマンドIDコマンドテキストコマンド値1コマンド値2コマンド値3コマンド値4
20001574_01ルマ立ち絵_シャツはだけ.png100100
3酒場に入る前に辺りの気配を伺う。 忍び込んでからルマに見つかったら、言い訳が通じると思わないほうがいい。 999021400000
4この時間、商業街区全体が眠り込んだように物音一つしない。 鍵穴に差し込んだ鍵をゆっくりと回す。 999021400000
5静寂にあってはカチャリという小気味よい金属音の響きも気になる。 999021400000
6…? 999021500000
7ふと背後に気配を覚えて振り返る。 999021600000
8灯りの落ちた通りの暗闇は見通せない。 9990206700000
9が、そこに確かな人の気配を察知する。 9990206800000
10次いで暗闇に朧に浮かんだのは二人分の輪郭。 9990206900000
11その片方のシルエット、見覚えのある優雅な歩き方。 9990207000000
12あれはルマ。 酒場ドア前に潜んでいる時には一番出くわしたくない相手だった。 9990207100000
13逃げるか。 9990207200000
14しかし、退路は正面の通りだけ。 今となっては、見つからずに逃げられない。 9990207200000
15だったら、言い訳を試みるか。 9990207300000
16だめだ。 深夜の玄関に潜む言い訳なんて通るはずがない。 9990207300000
17あわわ…。 9990207400000
18咄嗟に酒場に駆け込んでから更に事態を悪化したことに気付く。 9990207500000
19まず間違いなくルマと男はここに来るのに、逃げ場がない。 9990000000
20自ら犯罪に嵌り込んでしまうとは迂闊にもほどがある。 9990000000
21客席に向かったのは、咄嗟にそこしか逃げ場がなかったからだ。 食い逃げを防ぐためか、堅牢な造りの窓が恨めしい。 9990207600000
22危ういタイミングでルマとセスが入ってくる。 もう、覚悟を固めるしかない。 9990207700000
23男: 「ふう。今夜は少し、つかれたな。  物分かりのいいのが厄介とは思わなかった」 9990207800000
24ルマ: 「ふふっ、おつかれさまです。  セスのお陰で丸く収まってよかったわ」 9990207900000
25ルマを連れて歩く羨ましい身分の男は、セス。 ルマの口調から伺えるのは、親しさと尊敬が半々といったところ。 9990207900000
26ますます羨ましい。 9990207900000
27セス: 「とにかく片付いてよかった。  …ああ、そういえば」 9990208000000
28ルマ: 「なにかありました?」 9990208100000
29セス: 「この辺りで見かけるジョフという男を知らないか?」 9990208200000
30唐突に自分の名前が出て飛び上がりそうになる。 9990208200000
31ルマ: 「知ってるもなにもミラの旦那さんだし、わたしもよく知っているわ。  ジョフがどうかしたの?」 9990208300000
32セス: 「うん。そうだな…接点がほしい」 9990208400000
33ルマ: 「ええ、任せて。  でも、セスから誰かと会いたいなんて珍しいのね」 9990208500000
34セス: 「…」 9990208600000
35酔い覚ましか、グラスの水を口に含んだセスが無表情にルマを見つめる 9990208600000
36ルマ: 「ごめんなさい。  詮索することじゃなかったわ。  でも、紹介する手間賃ぐらいはほしいのだけど」 9990208700000
37 9990208700000
38ルマの媚びた口調に思わず壁の脇から様子を伺って仰天する。 10208700000
39セス: 「明日は…」 10208700000
40ルマ: 「お迎えが来るのは昼の予定ね。  だから、夜通し可愛がってくれても構わないわ?」 10208700000
41セス: 「それなら、そうするか」 10208700000
42ルマ: 「うれしい!」 9990208800000
43ルマの純粋な喜びが口調から判る。 9990208900000
44ルマ: 「そういえば、ジョフのことなら伝えておくこともあるのよ」 9990209000000
45セス: 「そうなのか?」 9990209100000
46ルマ: 「ええ…」 9990209200000
47気になるのに、二人が遠ざかるにつれて聞き取れなくってしまう。 9990209300000
48二階に向かう二人を追って続きを聞いてみるか。 9990209400000
49聞くというより、覗くか。 9990209500000
50ただ、そうしたらヨウセの家を覗く時間はなくなってしまう。 9990209600000
51それとも、どちらも覗かずに幻影だけを見て帰るか。 9990209700000
52どうしようか。 9990209800000
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