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2025-01-19 20:27:37 -06:00

3.5 KiB
Raw Blame History

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11酒場の閉店時間まであと少し。 9993000000
12チェーカも街に何かの手続きに行っていて、今日はお休み。 夜遅くにやってくる領軍の若い将校さんだけが客席で粘っている。 9993000000
13他のお客さんに漏れず、彼もわたしに気があるらしい。 チラチラと視線を感じる。 999347100000
14もう片付けも終わったし、あとはお客さんを送り出してヨウセと帰るだけ。 …はやく帰ってくれないかな。 999347100000
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16あのあと…。 999347100000
17ジョフから直ぐに手紙が届いて、訓練だったと知らせてくれた。 999347100000
18ひとまずは安心できたけど、本番があるから練習することぐらいはわかる。 999347100000
19そのことを思うと気が重くなるし、なにもできない自分が歯痒い。 999347100000
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21そんなことを考えながらぼんやりしていると、あの夜のことを思い浮かべてしまう。 999347100000
22ジョフの温かくて乾いた肌に包まれる感触 1347100000
23ジョフの…が、あそこにあたって…突き上げられるみたいに押し上げられて…。 1347100000
24あとちょっとでジョフと一つになれるところだったのに…。 2347100000
25思い出すだけで、切なくなってくる。 2347100000
26 「…あの?」 2347100000
27領軍の若い将校: 「お代…払いたいんですけど」 999347200000
28いけない。 妄想に耽っている場合じゃなかった。 999347200000
29「あ、ごめんね!  …あっ!」 999347300000
30受け取るために差し出した手から硬貨が落ちてしまう。 999347300000
31慌てて拾い集める。 999347400000
32彼は若いのに、結構なお金を使ってくれる。 3347400000
33わたしの気を引こうとしてる、というのは考えすぎ。 3347400000
34でも、最近はチェーカが人気だから、悪い気がしない。 3347400000
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36だから、少しだけサービス。 4347400000
37領軍の若い将校: 「…うっ」 4347400000
38軽い呻き声は視線の証。 5347400000
39恥ずかしいところを見せて夢中にさせているから、変な気持ちになってしまう。 5347400000
40わたしを思い浮かべて…するのかな? 5347400000
41そんなことも考えながら、少しだけ時間を引き延ばしてあげる。 5347400000
42ヨウセ: 「おまたせー!」 999347500000
43玄関にヨウセの朗らかな声が響く。 999347500000
44ヨウセ: 「あれ?  まだお客さんいたんだ?」 999347600000
45「ううん。  ちょうどお勘定終わったところ」 999347700000
46「お客さんをお見送りしたら閉店だから、大丈夫だよ」 999347800000
47ヨウセ: 「そっか。  じゃあ、支度できたら帰ろうか」 999347900000
48「今日も来てくれてありがとう!  帰り道、気を付けてね!」 999348000000
49領軍の若い将校: 「いっ、いえ!  こちらこそ…美味しいお酒と料理と、あと…。  …いえ、その…ごちそうさまでした!」 999348100000
50ヨウセ: 「?」 999348200000
51「…んふふっ」 999348300000
52ヨウセ: 「なに?そのへんな笑い?」 999348400000
53「なんでもないよ。  じゃ、帰ろ?」 999348500000
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