kansen-3/Kansen3_patch/41110.ks
2023-12-22 09:03:50 -06:00

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;//block:A012
;//ブロック『地下道悠帆のみ脱出』pt9
;//@konya 11/18 EV_CGほか
;//@konya 41100.txtから
*41110_TOP
;{SceneSet 地下道~悠帆のみ脱出~}
;//---------------------------------------------------------------
;//背景:地下通路
;//登場人物:悠帆視点 悠帆・感染悠帆の父親・感染者(複数?)
;//     悠帆立ちキャラ非表示
;//時間帯:
;//テキスト容量K前後
;//
;// このブロック以降、指示あるまで悠帆視点
;//---------------------------------------------------------------
;//〆背景:黒画面
[black_toplayer][trans_c cross time=1000][hide_chara_int]
;mm zapfade入れるべきかなぁ
[zap_start yu]
;mm ↑のでbgmとまっちゃうからついでに変えておくか
[bgm storage="BGM05"]
;//se052・コンクリートの上を走る一人
[se buf=0 storage="se052"]
;[sysbt_meswin]
;//@konya 地下通路
[bg storage="BG027"][trans_c random time=1000]
*3460|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0494"]
[ns]悠帆[nse]
「あっ……」[pcms]
;//SE・転倒する ドサッ
*3461|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0495"]
[ns]悠帆[nse]
「ううっ……。[r]
 ああっ……」[pcms]
*3462|
[fc]
わたしは、転んですりむいた足の痛みを[r]
こらえながら立ち上がった。[pcms]
*3463|
[fc]
ずっと、わたしは暗闇の中を走っていた。[pcms]
*3464|
[fc]
手に持っていたライトは、[r]
あのおかしくなった人たちから逃げる時に[r]
つかまれて落としてしまっていた。[pcms]
*3465|
[fc]
暗い地下道は良く見えなくて、何度も足をとられて転んだ。[pcms]
*3466|
[fc]
それでもわたしはすぐに立ちあがって必死に逃げる。[pcms]
*3467|
[fc]
あんな人たちの仲間にはなりたくない![pcms]
*3468|
[fc]
あんな風に欲求のおもむくままに、動き続けるのは[r]
人間じゃない。わたしはバカだからよくわからないけど、[r]
人間って、愛とか理性とかそんなものがなくちゃって思う。[pcms]
*3469|
[fc]
それがないのは人間じゃないって……。[pcms]
*3470|
[fc]
……それに、航と約束した……。[pcms]
*3471|
[fc]
わたしは航に告白したいことがあるんだ。[pcms]
[black_toplayer][trans_c cross time=1000][hide_chara_int]
;//se052・コンクリートの上を走る一人
[se buf=0 storage="se052"]
;//SE・激しい息づかい
*3472|
[fc]
だから、わたしは暗くてよくわからない道を走り続けた。[pcms]
;//@konya 地下通路
[bg storage="BG027"][trans_c cross time=500]
*3473|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0496"]
[ns]悠帆[nse]
「はぁ……はぁ……航……」[pcms]
*3474|
[fc]
弾む息の合間に、[r]
わたしは航の名前を呪文のようにつぶやきながら走り続けた。[pcms]
;//se052・コンクリートの上を走る一人
[se buf=0 storage="se052"]
;//SE・激しい息づかい
;//se052・コンクリートの上を走る一人
[se buf=0 storage="se052"]
;//SE・激しい息づかい
;// ウェイト
[wait time=1000]
;//se009・打撃音重い
[se buf=0 storage="se009"]
;// シェイク
;//@konya 暗転
[black_toplayer][trans_c cross time=1000][hide_chara_int]
*3475|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0497"]
[ns]悠帆[nse]
「きゃあっ!」[pcms]
;//se004・人が倒れる音
[se buf=0 storage="se004"]
*3476|
[fc]
なにかぶつかって、わたしはまたこけた。[pcms]
*3477|
[fc]
さっきまでの石の欠片や砂に足をとられてじゃなくて、[r]
なにかにぶつかって……。[pcms]
*3478|
[fc]
それは固かったけど……[r]
石とは比べものにならないくらいに柔らかくて……。[r]
……なまあたたかった……。[pcms]
;//@konya 地下通路
[bg storage="BG027"][trans_c cross time=500]
*3479|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0498"]
[ns]悠帆[nse]
「うううっ……」[pcms]
*3480|
[fc]
[ns][nse]
「……ううっ……」[pcms]
;//@感染者
;mm 追加
[fadeoutbgm time=500]
*3481|
[fc]
人の声?[r]
誰っ?[pcms]
*3482|
[fc]
わたしは起き上がろうと手をつくと、[r]
やっぱりぐにゃりとして、生温かいモノに手が触れる。[pcms]
*3483|
[fc]
……これって、やっぱり……。[pcms]
;mm 追加
[bgm storage="BGM03"]
*3484|
[fc]
[ns][nse]
「……女の匂いだぁ……」[pcms]
;//@感染者 悠帆の父
*3485|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0499"]
[ns]悠帆[nse]
「きゃあああっ!!」[pcms]
*3486|
[fc]
やっぱり![r]
おかしくなった人たちだっ![r]
おかしくなった人にぶつかって、わたしはこけたんだ。[pcms]
*3487|
[fc]
[ns][nse]
「おんなのこえだぁ!!」[pcms]
;//@感染者
*3488|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0500"]
[ns]悠帆[nse]
「いやぁああっ!!」[pcms]
*3489|
[fc]
さっきとは違う声。[r]
一人だけじゃない!![pcms]
*3490|
[fc]
声を殺そうとしても、間近に吹きつけられる生温かい息と声に[r]
勝手に悲鳴があがってしまう。[pcms]
*3491|
[fc]
『勇気を出して、息を殺して、[r]
 ここからそっと逃げ出さなくちゃ……』[pcms]
*3492|
[fc]
頭の中ではわかっていても、[r]
身体が言うことをきいてくれない。[pcms]
*3493|
[fc]
前にみんなで映画を見てたときにコースケが言っていた[r]
『ホラー映画の死亡フラグ』って、話が頭をよぎる。[pcms]
*3494|
[fc]
こっそり逃げ出せばいいのに、[r]
なぜかやたらとドジを踏んで見つかって、[r]
殺されちゃうヒロインっていうお約束の展開のこと。[pcms]
*3495|
[fc]
その時は笑ったけど……[r]
今はそんなヒロインとわたしが重なって見えた。[pcms]
*3496|
[fc]
イヤだよっ![r]
恋愛映画のヒロインならいいけど、[r]
ホラー映画のだなんて……絶対にイヤなんだからっ!![pcms]
*3497|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0501"]
[ns]悠帆[nse]
「………………っ!!」[pcms]
*3498|
[fc]
わたしは、唇を噛んで怖さをこらえて、[r]
そこからそっと抜け出し始めた。[pcms]
*3499|
[fc]
[ns]感染者・男L[nse]
「おんな~どこだぁ~」[pcms]
*3500|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0502"]
[ns]悠帆[nse]
「………………っ!!」[pcms]
*3501|
[fc]
[ns]感染者P[nse]
「においはするぞ……よく探せ~」[pcms]
;//@悠帆の父
*3502|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0503"]
[ns]悠帆[nse]
「……っ!!」[pcms]
*3503|
[fc]
息を殺して、動き回るぐにょぐにょとした[r]
なまあたたかい肉の上をわたしははい回る。[pcms]
*3504|
[fc]
心を殺して、ゆっくりと、おちついてはいまわる。[r]
出口はわからないけど、来た方向と反対に行けば、[r]
きっと……。[pcms]
*3505|
[fc]
わたしはかなり希望的な予測で動いていた。[pcms]
*3506|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0504"]
[ns]悠帆[nse]
「…………っ!!」[pcms]
*3507|
[fc]
なまあたたかい息が耳元をくすぐる。[pcms]
*3508|
[fc]
私の手や足に触れるのは……手なのか、[r]
足なのかそれとも……。……考えたくなかった。[pcms]
*3509|
[fc]
[ns]感染者・男M[nse]
「いたいぃいっ!」[pcms]
*3510|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0505"]
[ns]悠帆[nse]
「……ごっ……!!」[pcms]
*3511|
[fc]
つい『ごめんなさい』って言いかけて、[r]
あわてて言葉を呑み込む。[pcms]
*3512|
[fc]
おかしくなった人たちとはいえ、人の上を[r]
踏みつけていることにはやっぱり罪悪感があったけど……[r]
われながら、これはない。[pcms]
*3513|
[fc]
[ns]感染者・男M[nse]
「いたいのいいっ!! もっとぉ!![r]
 もっとしてくれっ!!」[pcms]
*3514|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0506"]
[ns]悠帆[nse]
「――――――っ!!」[pcms]
*3515|
[fc]
気味の悪い声がわたしを正気づかせる。[r]
あの人たちは人間だけど人間じゃないって、[r]
わたしに再認識させる。[pcms]
*3516|
[fc]
どんなにおかしくなるかは漣ちゃんたちを見て[r]
わかっていたはずなのに……。[pcms]
*3517|
[fc]
あのやさしくて、かわいかった漣ちゃんが……[r]
わたしのことを「殺す」って……。[pcms]
*3518|
[fc]
きっと、漣ちゃんも航のことを……。[pcms]
*3519|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0507"]
[ns]悠帆[nse]
「……航……」[pcms]
*3520|
[fc]
『大丈夫! まだ大丈夫っ!』[r]
自分に言い聞かせながら、わたしはまたはいまわりだした。[pcms]
*3521|
[fc]
航に会うんだ![r]
あって、このキモチを告白するんだって……。[pcms]
*3522|
[fc]
[ns]感染者・男L[nse]
「さっき、おんなのこえがした~」[pcms]
*3523|
[fc]
[ns]感染者P[nse]
「まだ、女の匂いがするぞ~。[r]
 しっかりさがせ~」[pcms]
*3524|
[fc]
見えないけど、あの人たちがわたしを探してるのが[r]
気配でわかる。[pcms]
*3525|
[fc]
だけど、探して動いていることはわかっても、[r]
どんな風に動いているかはさっぱりわからないから、[r]
正しいと思う方向へと進むだけ。[pcms]
*3526|
[fc]
それでも、わたしの周りから[r]
捜索の気配が遠のいていく気がしていた。[pcms]
*3527|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0508"]
[ns]悠帆[nse]
「………………っ」[pcms]
*3528|
[fc]
わたしは安心して息をついた。[pcms]
;// 軽くシェイク
*3529|
[fc]
[ns]感染者P[nse]
「つかまえたぞ~」[pcms]
;//@悠帆の父
*3530|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0509"]
[ns]悠帆[nse]
「いやぁああああっ!!」[pcms]
*3531|
[fc]
安心した瞬間、わたしはしっかりと足をつかまれてしまった。[pcms]
*3532|
[fc]
[ns]感染者・男L[nse]
「そこかぁ……」[pcms]
*3533|
[fc]
[ns]感染者・男M[nse]
「これは……なんだぁ……」[pcms]
*3534|
[fc]
足をつかまれたわたしの身体に、[r]
つぎつぎにおかしくなった人の手がのびてくる。[pcms]
*3535|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0510"]
[ns]悠帆[nse]
「いやああぁ……ああっ……」[pcms]
*3536|
[fc]
[ns]感染者・男M[nse]
「これはしりかなぁ……」[pcms]
*3537|
[fc]
[ns]感染者・男L[nse]
「やわらかいなぁ……。[r]
 うまそうだぁ……」[pcms]
*3538|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0511"]
[ns]悠帆[nse]
「やぁあああっ!!」[pcms]
*3539|
[fc]
おかしくなった人たちはわたしの身体に手をはいまわらせて、[r]
わたしのお尻をもんだり、太ももをなめたりする。[pcms]
*3540|
[fc]
そのうちの一人……多分、わたしの足をつかんでた人は、[r]
大胆にも身体をすりよせてくる。[pcms]
*3541|
[fc]
そして、わたしの腰やお腹を撫で回す。[pcms]
;//悠帆の母の名前 あれば →@konya 悠子
;//完全な近親相姦になるが許容か? 以降♂メモ
*3542|
[fc]
[ns]感染者P[nse]
「ああ、この身体の感じ……[r]
 悠子の若いころのようだ……」[pcms]
;//@悠帆の父
*3543|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0512"]
[ns]悠帆[nse]
「え……その名前は……」[pcms]
;//♂メモ
*3544|
[fc]
わたしの身体にまるで痴漢みたいに身体をすりよせてくる[r]
男の人の口からお母さんの名前が……。[pcms]
*3545|
[fc]
名前だけじゃない……その声は……。[pcms]
*3546|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0513"]
[ns]悠帆[nse]
「お父……さん……?」[pcms]
;//♂メモ
*3547|
[fc]
[ns]感染者P[nse]
「その声は……やっぱり悠帆か……」[pcms]
*3548|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0514"]
[ns]悠帆[nse]
「………………っ!!」[pcms]
*3549|
[fc]
酔っ払ったみたいな声だけど、[r]
やっぱり、その人はお父さんだった。[pcms]
;//♂メモ
*3550|
[fc]
[ns]悠帆の父親[nse]
「そうか悠帆か……どおりでなぁ……」[pcms]
*3551|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0515"]
[ns]悠帆[nse]
「やあぁああっ!!」[pcms]
*3552|
[fc]
お父さんの手が私の身体を撫で回す。[pcms]
*3553|
[fc]
[ns]悠帆の父親[nse]
「この体の感じ……やっぱり、悠子の若い頃[r]
 そっくりだな。お腹もひきしまって、ちょっと筋肉質な[r]
 ところや、それでいてやわらかなお尻の質感……同じだ」[pcms]
*3554|
[fc]
[ns]悠帆の父親[nse]
「やっぱり、悠子の娘だな……。[r]
 そっくりだよ。[r]
 悠帆にまちがいない~っ!」[pcms]
*3555|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0516"]
[ns]悠帆[nse]
「やめて……やめてよ![r]
 お父さんっ!」[pcms]
;//♂メモ
*3556|
[fc]
お父さんの手がわたしの身体をもっとまさぐって、[r]
胸にまで触れる。[pcms]
*3557|
[fc]
[ns]悠帆の父親[nse]
「なにを言ってるんだ? それはないだろ悠帆。[r]
 ずっと、悠帆を探してたんだぞ?[r]
 これでせっかく、家族がそろったのに……」[pcms]
*3558|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0517"]
[ns]悠帆[nse]
「そろったって……」[pcms]
*3559|
[fc]
[ns]悠帆の父親[nse]
「母さんも一緒だよ~?[r]
 ここの中にいるんだよ……」[pcms]
*3560|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0518"]
[ns]悠帆[nse]
「ここ……」[pcms]
*3561|
[fc]
真っ暗闇なのにもかかわらず、[r]
わたしは辺りを見回してしまう。[pcms]
*3562|
[fc]
だけど、言うまでもなく、[r]
お母さんらしきものは見つけられない。[pcms]
*3563|
[fc]
もし、見つけたとしても、きっと……。[pcms]
;//通路 一瞬だけ 表示
*3564|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0519"]
[ns]悠帆[nse]
「………………っ!?」[pcms]
*3565|
[fc]
一瞬だけど、真っ暗な通路が明るくなった[pcms]
;//通路 一瞬だけ 表示
*3566|
[fc]
ゆらゆらとゆれる明かりが、奥からゆっくりと[r]
こっちへと近づいてきた。[pcms]
*3567|
[fc]
いったいなんだろう?[pcms]
*3568|
[fc]
明かりがゆれているせいで、時折まるでフラッシュのように[r]
あたりの様子が照らし出される。[pcms]
;//背景とともに映し出される悠帆の父
*3569|
[fc]
[vo_yuh s="yuho0520"]
[ns]悠帆[nse]
「いやあぁ~~っ!!」[pcms]
*3570|
[fc]
その明かりに映し出されたのは真っ赤な目と、[r]
それと同じように口元を赤く染めたお父さんの顔だった。[pcms]
*3571|
[fc]
わたしは信じたくなかったものを信じなければいけなかった。[r]
……そのショックで、気を失ってしまいそうだ。[pcms]
;//→ブロック41120へ
[jump storage="41120.ks" target=*41120_TOP]